留学中・留学予定の日本人学生の皆さんへ(2022年2月7日更新)

【更新事項】
 2月4日、派遣期間9ヶ月未満の留学にかかるJASSO奨学金による支援を再開したことを踏まえ、「1.留学全般について」「2.日本人留学生への日本学生支援機構(JASSO)奨学金の取扱いについて」を更新するとともに、「3.感染症危険情報レベル」及び「4.帰国時の検疫等」は、最新情報へリンクできるよう更新しました。

 

1.留学全般について

 新型コロナウイルス感染症については、現在も世界的な広がりを見せており、2021年11月29日、外務省は、感染症危険情報レベルについて、世界162か国・地域に対し、レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))、レベル3の国・地域を除く、全世界に対し、レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)を発出しています。

 これまで、上記の状況等を踏まえ、留学を予定・考えていた日本人学生等の皆さんにおいては、感染症危険情報レベル3の国・地域への留学は取り止めるとともに、レベル2の国・地域についても、感染の拡大の可能性や現地の状況が悪化する可能性も十分に考慮し、留学の是非又はその延期について改めてご検討いただくよう要請してきたところです。
 一方、2020年11月には海外大学の学位取得を目指す留学、2021年6月には、大学間交流協定等に基づく1年間(実際の派遣期間9か月以上)の海外留学プログラムの留学については、各大学等において学生の安全確保に万全を期していただくことを前提として、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)による奨学金の再開を周知し、8月渡航分から支援を再開しています。
 今般、感染症への知見の蓄積に加え、新たな変異株の流行等による感染症の影響が長期化することが見込まれ、終息を待っていると一度も留学機会を得られないまま卒業する学生が多く生じる可能性があること等を踏まえ、大学間交流等に基づく1年未満の海外留学プログラムについても、各大学等において学生の安全確保に万全を期していただくことを前提とすることとしました。
 留学に当たり、各大学等におかれては、以下の「留学に当たっての留意点」に改めて留意いただくとともに、国内外の感染状況や変異株等により受入れ国や日本国内の状況が刻一刻と変わりうることに留意して、各府省庁が発信するホームページ等により最新の情報を随時把握し、留学プログラムの実施に当たり十分な安全対策を講じるようお願いします。
 また、海外への留学に当たっての学生の安全管理については、「大学における海外留学に関する危機管理ガイドライン」も参照ください。

大学における海外留学に関する危機管理ガイドライン(PDF:765KB)

 なお、新型コロナウイルス感染症以外の感染症や治安上の事由からレベル2以上が適用されている場合の取扱いについては変更はありません。


○留学に当たっての留意点
(1)渡航に当たっては、渡航先の感染状況や感染防止策、感染した場合の現地の医療体制の確認のほか、帰国時の防疫措置の把握、帰国ルートの確保、保険加入の徹底など、学生等の安全確保に万全を期してください。
(2)学生等に対しては、感染症危険情報レベル2やレベル3の国・地域への留学であることをあらかじめ周知し理解させるようにしてください。
(3)留学を大学等の教育課程の一環としている場合であっても、新型コロナウイルス感染症への不安等から留学を希望しない学生等がいる場合は、留学の代替措置を講じるなど、留学しないことが学生等にとって不利な取扱いとならないよう配慮をお願いします。
 

2.日本人留学生への日本学生支援機構(JASSO)奨学金の取扱いについて

 JASSOの奨学金制度である「海外留学支援制度」(協定派遣型)、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」においては、留学期間1年未満の海外留学について、新型コロナウイルス感染症の影響による感染症危険情報レベル2又は3の場合でも、渡航による奨学金の支給を再開することとします。
 対象となる留学プログラムは本年4月以降の派遣プログラムからとしますが、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」については、必ずしも大学間交流協定等に基づくものではないことや、原資が国による補助金ではなく企業等からの寄附金である等の事業の性質に鑑み、令和3年度中の留学開始の場合も対象とします。奨学金等支給に必要な手続については、改めて日本学生支援機構から対象となる大学等にご連絡します。
 学生の皆さんは、奨学金の支給について分からないことや不安なこと等があれば、所属大学等を通じて相談してください。
 

3.感染症危険情報レベル

 最新情報及び詳細は、必ず外務省海外安全HPで確認してください。

外務省海外安全HP
 

4.帰国時の検疫等

 現在、全ての国・地域から入国される全ての方は、出国前72時間以内の検査証明の取得、入国時のPCR等検査、誓約書の提出、入国後一定期間の公共交通機関不使用及び自宅等待機などが求められています。
 また、オミクロン株の世界的広がりを受け、日本では、緊急避難・予防措置として、日本国の指定する国・地域から来られる方に対しては、宿泊施設での待機を求める措置を講じています。
 状況は刻一刻と変化していますので、詳細及び最新の情報については、外務省や厚生労働省のHPを確認してください。

外務省HP

厚生労働省HP
 

5.海外へ留学予定・留学中の皆さんへ

 文部科学省から、留学中の日本人学生の皆さんが在籍する日本の各大学等に対しては、学生の皆さんと速やかに連絡が取れる体制の構築に加え、在留届・たびレジへの登録の指示、定期的な安否確認、随時の所在の把握(留学先近辺にいるのか、別の場所にいるのか等)に努めるとともに、留学中の学生の皆さんの不安解消のための必要なサポートについて対応いただくようお願いしています。
 皆さんにおいても、各大学等から皆さんへの連絡が迅速に行えるよう、また、外務省や現地の日本国大使館等からの連絡が確実に受けられるよう、在留届・たびレジに渡航情報を登録いただくとともに、外務省ホームページにおいて最新の情報を随時把握するようにお願いします。何か不安なことや困ったことがあれば大学等にすぐに相談できるよう、大学等への連絡先の登録や情報の報告を行うとともに、大学等との連絡を密にとっていただくよう、ご協力をお願いします。

お問合せ先

高等教育局参事官(国際担当)付留学生交流室

(高等教育局参事官(国際担当)付留学生交流室)