大学等名 | 北海道大学 | 整理番号 | 1111 | ||
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テーマ番号 | 6 | テーマ名 | ITを活用した実践的遠隔教育(e-Learning) | ||
取組名称 | 大学院・社会人教育支援e-カリキュラム | ||||
取組担当者名 | 本間 利久 | ||||
(取組の概要) | |||||
先端技術分野において、複数分野が協働して実現される融合領域の重要性が高まっている。複合領域の大学院・社会人教育では、主たる専門分野以外の科目履修が必要となり、それに対応した大学院教育システムが重要である。北海道大学では社会的要請に応えるべく、工学研究科、情報科学研究科が複数専門領域を履修する「双峰型教育」を実践し、複数専攻が協働して脳科学分野のカリキュラムを提供する「バーチャル専攻」を構成している。しかし、これら教育システムには知識背景の異なる履修学生、遠隔地履修学生への対応といった問題が指摘されている。そういった問題点を、e-Learningを応用して解決し、専門教育の実効を高めることが本取組の目的である。この目的のために開発する学習コンテンツを「e-カリキュラム」と定義し、e-Learningコンテンツ開発および提供環境の実現により社会的要請に応えられる大学院・社会人教育の実現を目指す。 | |||||
(選定理由) | |||||
インターネット技術、学習コンテンツ技術、カリキュラムデザインなどを含む総合的なe-Learningシステムを構築する点でバランスがとれています。また、情報学研究科と工学研究科複数専門分野の高度化を目的としてのダブルメジャーに相当する専門分野外の科目履修の実効性を高めるためにe-Learningを導入する点が特長的であり、高く評価されます。 カリキュラムやコンテンツ開発に関する社会ニーズと具体的な評価手法が必ずしも明確ではありません。そのため、全体の教育の中でのe-Learningの位置づけ、教育コーチ(メンター)、教材作成チームの育成などが検討課題として挙げられます。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --