大学等名 | 高知大学 | 整理番号 | 39111 | ||
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テーマ番号 | 5 | テーマ名 | 人材交流による産学連携教育 | ||
取組名称 | 課題探求能力育成型インターンシップの開発(副題)‐コラボレーション型インターンシップ(CBI)授業システムの全学導入‐ | ||||
取組担当者名 | 池田 啓実 | ||||
(取組の概要) | |||||
インターンシップには本来的に学び動機の向上の機能がある。ところが、従来の体験型(2週間程度)では、この機能の習得さえも困難というのが現状である。他方、社会性や課題探求能力の脆弱さも今日の学生の課題となっている。今回開発を目指すコラボレーション(協働)型インターンシップ(CBI;Collaboration based Internship)授業システムは、これら諸課題を克服する学習方法と教育方法のプログラムであり、インターンシップの高度化である。CBI授業システムの特徴は、学生によるアイディア立案と企画見本市方式のマッチング(事前指導)、受入機関と協働のプロジェクトの策定・遂行(実習指導)、成果公表の公開と実践の総括(事後指導)にある。これらが有機的に連携機能することで、学び動機、社会性や課題探求能力の向上が実現される。また、これらの効果を制度的に保証するため、学長の下に学内外協働組織「CBI授業システム開発プロジェクト委員会」を新設する。 | |||||
(選定理由) | |||||
これまで実施している体験型インターンシップの蓄積の上に、課題探求能力の育成を目指して、既に学内の一部で導入しているコラボレーション型インターンシップを全学的に展開しようとするもので、独創性と新規性に富んだ取組です。学生の「表現力・プレゼンテーション力・コミュニケーション力・異文化理解力」などを醸成する人材育成として、社会と大学双方のニーズにマッチしており、組織的な取組である点も評価できます。 関係教員によるファカルティ・ディベロップメントの着実な実施をはじめ、学内の適切な支援協力体制が構築されており、教育関連NPO、他大学、地元産業、行政との確実な連携のもと、堅実な実施計画を有していることからも、優れた信頼性の高い提案であると考えられます。 今後は、大学低学年からコラボレーション教育に必要な専門性をどのように身につけていくか、また、相手企業との関係をどのように構築していくかなど、全学的に展開することによって、どのような課題が抽出され、乗り越えていくか注目されます。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --