大学等名 | 広島大学 | 整理番号 | 34111 | ||
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テーマ番号 | 5 | テーマ名 | 人材交流による産学連携教育 | ||
取組名称 | 「国境を超えるエンジニア」教育プログラム | ||||
取組担当者名 | 岡田 光正 | ||||
(取組の概要) | |||||
「国境を超えるエンジニア(Engineers to Cross Borders,通称 ECBO)」教育プログラムは、国境を超えて海外(特にアジア諸国)で活躍できるグローバルな技術者として成長する機会を提供する産学連携教育プログラムの試みであり、技術者としての高い倫理と国際的視野、特にアジア諸国に対する正しい認識をもった21世紀を担う次世代技術者を養成することを目的とする。アジア諸国の抱える課題や同地域への技術移転の事例に関心を持つ技術系大学院の学生を毎年十数名選考し、アジアに進出した日系企業の工場や事業所、あるいは国際協力機関などに約4週間派遣する。本教育プログラムは現地研修(インターンシップ)単独の科目ではなく、事前研修と事後研修を重視した4科目で構成し、派遣学生の能力改善のみならず派遣できなかった学生もその経験を共有する仕組みになっている。 | |||||
(選定理由) | |||||
国境を超えて海外で活躍できるグローバルな技術者として成長する機会を提供するため、アジア進出の日本企業に着目し派遣する取組は、社会的ニーズにかなうものです。これまで過去3年間の試行によって得た成果と問題点の分析を行い、新しい取組の企画や、産業界との組織的な連携体制が実現性の高いものと評価できます。 このような取組が、個々の取組の充実にとどまらず、全学的なキャリア形成教育との連携やその中での位置づけの明確化、全体を包括・統一した評価など、全学的な視点を踏まえた充実が望まれます。また、技術者の資質の向上には、コミュニケーション能力だけでなく、専門性の高い教育プログラムを如何に構築していくかが課題です。さらに、当該プログラムの量的拡大のためには、学生への経済的支援の強化策等、大学として検討すべき課題です。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --