選定取組の概要及び選定理由(立教大学)

大学等名 立教大学 整理番号 133199
テーマ番号 3 テーマ名 仕事で英語が使える日本人の育成
取組名称 バイリンガル・ビジネスパーソンの育成-多層的イマージョン教育プログラム-
取組担当者名 白石 典義
(取組の概要)
 国際的なビジネス環境で活躍できる日本人の育成を目指して、4年間一貫の「仕事で英語が使えるバイリンガル・ビジネスパーソン育成」のためのプログラムを開発、実践する。教養教育をめざす全学共通カリキュラムの英語科目であるEGP(English for General Purposes)を基礎として、学部専門カリキュラムの中心にEAP(English for Academic Purposes)、ESP(English for Specific Purposes)、BBP(Bilingual Business Project)と呼ぶセミナー形式の少人数英語科目を多層的に配置するとともに、国際経営学分野の専門科目群2/3強を英語で展開する。特別な海外経験を持たない入学者を対象に、学習の進展に応じたステップ・バイ・ステップの4年間一貫教育体系を展開する。同時に、海外スタディ、国内・海外インターンシップ、また企業人セミナーなどの産学連携による授業科目を段階的に配置することにより、仕事で英語が使えるビジネスパーソンを育成する。
(選定理由)
 この取組は、非常に意欲的なもので、Adjunct-Sheltered-Mainstreamingという理論的にもしっかりとした枠組みを持ったものだと評価できます。大枠としての流れだけでなく、全体構想における各種モジュールは、国際的なビジネスマンを育成するためにはなくてはならないものとなっています。この点が、本取組の成功の鍵を握るものだといえるでしょう。ただし、このような取組で難しいのは、まず、Adjunctにおける英語教員と専門分野の教員のティーム・ティーチング、そして、Shelteredステージで、いかに学生の英語レベルに合わせた専門科目の講義ができる人材を確保するか、という点です。この点についても、本取組では、十分考慮されているようですが、かなりの努力が必要になると考えられますので、大学全体としての協力体制の構築が今後の課題と考えられます。評価体制については、単に授業評価など、自学のみの主観的なものでなく、より客観性のある評価システムの導入を早急に検討することが望まれます。

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高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

-- 登録:平成21年以前 --