選定取組の概要及び選定理由(国際教養大学)

大学等名 国際教養大学 整理番号 5212
テーマ番号 3 テーマ名 仕事で英語が使える日本人の育成
取組名称 国際的通用性のある人材育成を目指して ―英語力の抜本的向上のための教育実践―
取組担当者名 吉尾 啓介
(取組の概要)
 本事業は、国際的通用性のある日本人の育成という主題の下、我が国における英語教育指導方法の抜本的改善と日本人の英語力向上を目的に、本学の特徴を活かし、学生を中心としながらも地域全体をも巻き込み展開する英語力及び国際的通用性向上のための取組である。
 具体的には、全ての授業を英語で行い、1年間の留学義務化など英語教育に特化した本学独自のカリキュラムに加え、ビジネス教育に係る海外機関とのカリキュラム開発、英語教育に関する独自教材の開発、学生主体の自主言語学習機能の強化等により高等教育機関としての教育研究機能を強化する。
 他方、地域の企業や社会人等を対象とし、ビジネス英語及び英語圏のビジネス文化等を学ぶ場を提供することで地域全体の英語力の向上を図ることに加え、地域研究の成果を企業等と共有するなど、学生と企業・社会人等が交流する場を設けることにより、学習効果の促進を目指すものである。
(選定理由)
 この取組「国際的通用性のある人材育成を目指して」は、学住一体化による修学環境の整備、すべて英語による授業の実施、一年以上の留学の義務化、能力別のクラス編成など、現代的教育ニーズ取組支援プログラムの趣旨によく適ったものとなっています。また教員、学生、外部による評価の体制も用意されています。
 しかし、すべてがなお計画段階で、海外の大学との連携、自主教材の開発をはじめとして、本取組の実現可能性については課題が残るところです。その意味でも海外大学との連携、サテライト構想、学生の能力向上測定、その他できるだけ具体的に、きめ細かく実施にとりかかることが今後の課題と考えられます。

お問合せ先

高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

-- 登録:平成21年以前 --