選定取組の概要及び選定理由(千葉商科大学)

大学等名 千葉商科大学 整理番号 123115
テーマ番号 1 テーマ名 地域活性化への貢献
取組名称 地域課題の調査・分析に基づく政策実践教育
取組担当者名 瀧上 信光
(取組の概要)
 千葉商科大学は、「地球がキャンパス」を合い言葉に、市川市や江戸川区など近隣地域において、実社会の多様な諸問題を発見・解決するための実践的教育を推進してきた。
 今回申請する取組「地域課題の調査・分析に基づく政策実践教育」は、(1)地域の課題を調査・分析する手法の修得と実践、(2)課題解決の政策実践モデルの策定と実施、(3)「CUC方式」による地域活性化の推進、の3つの取組を段階的に融合し実施するものである。この「CUC方式」とは、地域課題の調査・分析とそれに基づく政策立案・実践・評価を大学のカリキュラムと有機的に結びつけるものである。これまでの「CUC方式」に基づく多様な活動は、近隣地域から高く評価されており、更なる活動が期待されている。従来の実績を踏まえ、今回申請する取組を行うことで、実践的教育を推進しつつ地域活性化政策を実現する21世紀型の教育研究活動を実現し、地域活性化への貢献に取り組んでいく。
(選定理由)
 「実学」教育を目指す貴学と地域及び地方自治体が有機的に連携しつつ実施するプログラムは目標が明白で、取組方法にも創意工夫が感じられます。特に、自然言語、メディア言語、会計データ言語を習得する教育プログラムが体系化されていること、地域課題を「政策実践モデル」としてビジネスプランにまとめ上げることを教育システムに組み込まれていることなどは、大学の特性を生かした実践的、独創的な取組であると考えられます。
 この取組で企画されているボランティア型宅配サービス、市川市のまちづくり分析、市川市の歴史的文化的な地域情報をインターネット、携帯電話等の媒体を用いて送信する市川オープンミュージアム構想等のメニューはいずれも魅力的で、授業との関連も十分に練られており、これからの教育の基軸となる課題解決型教育のモデルとして他大学の参考になると考えられます。また、地域活性化への学生の主体的活動、地域住民や自治体との多様な連携と上記教育プログラムとが有機的に繋がることで地域活性化に貢献できることが期待できます。
 これらの取組を実施するのに必要な教員組織、教育課程等も整備され、地方自治体、地域とのこれまでの連携実績も十分であり、実現可能性について問題ないものと考えられます。

お問合せ先

高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

-- 登録:平成21年以前 --