大学等名 | 千歳科学技術大学 | 整理番号 | 1316 | ||
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テーマ番号 | 1 | テーマ名 | 地域活性化への貢献 | ||
取組名称 | 学生力を活用した理科e-learning教材の開発 -地域小中学校との連携による理科離れの抑制- |
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取組担当者名 | 石田 宏司 | ||||
(取組の概要) | |||||
本取組は、地域の身近な教育ニーズである小中学校の総合学習プログラムとの連携の下に、学生が主体となり地域の児童生徒との対話を通じて「光」をテーマとした実験とe-learning教材が一体化した学習システムを制作することによって、参加学生の総合力、すなわち卒業後の専門職業人として不可欠な企画力・実行力・対話力・達成力等の人間力の醸成を図る教育プログラムの展開である。参加学生は従来の受動的学習から脱却し、自ら問題を設定しその解決方法を思考するという問題提起・分析・解決型学習能力を獲得できる。また、学習システム制作にあたっては、常に学習者(児童生徒)との双方向対話を重視し、フィードバックをかけて改良を加える。その結果、制作された理科e-learningは地域全体で共有化され、教育現場で効果的に活用することによって初等中等理科教育の活性化及び近年社会的問題となっている理科離れの抑制に貢献する。 | |||||
(選定理由) | |||||
初等中等教育の課題の一つである「理科離れ」抑制に寄与する試みとして、大学の中心テーマである「光科学技術」を突破口に、千歳市内の小中学校と協力して理科-e-learning教材を開発する取組は、本プログラムの趣旨に合致した優れた取組といえます。現在学習中の学生が小中学生を対象に教材を開発する作業は、事物の本質的な理解なしには進めることができず、学生は常に基本に返って表現することを要求されることから、大学生の教育にも有益な取組です。 プロジェクトチームの結成、課題発掘、教材の設計、教材の製作、教材の利用・実施、教材の評価、教材の完成へと続く一連の作業は、開発すべき学生の能力との関連でシステム化されており、教育システムとして非常に優れています。理科教材の開発テーマは無限に考えられることから、学生の創造性を涵養するプログラムとして継続性を持つこともできます。彼らの作品を教育現場で試用し改善するプロセスでは教育現場との連携が不可欠であり、地域に出ることが必須とされ、小中学生及び先生方の評価を受けることも学生にとって教育効果が大きいと思われます。 すでに数年間にわたる実績があり、高い評価を受けている一連の取組の継続ですので実現可能性についても問題はないと思われ、大きな成果が上げられるものと期待できます。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --