大学等名 | 北海道大学 | 整理番号 | 1111 | ||
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テーマ番号 | 1 | テーマ名 | 地域活性化への貢献 | ||
取組名称 | 北方地域人間環境科学教育プログラム -総合的環境科学教育による地域活性化- |
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取組担当者名 | 上田 宏 | ||||
(取組の概要) | |||||
広大で豊かな自然環境に恵まれた北海道には、本学の19フィールド科学教研究施設(和歌山研究林を含む)および附属練習船があり、地域の特性に密着した教育および研究を行って成果をあげてきた。本取組においては、これら多種・多様な教育研究施設を有機的に結びつけ、本学の学生および地域の住民を対象に、総合的な北方地域人間環境科学教育プログラムを実施する。すなわち、1)北方地域環境科学教育プログラム、2)博物館を核とした「知床学」教育プログラム、3)道南を中心とした新・海洋水産業創成シーズ教育プログラムの3つをコアとして、地域に固有の自然・文化・社会・産業にかかわる教育を展開して地域の活性化をはかる。また、長期的な展望にもとづいて、北海道地域全体をわが国における貴重な教育資源として開発し、国民全体に活用してもらうための環境教育ならび社会教育の基盤を整備し、地域活性化のためのノウハウの蓄積をはかる。 | |||||
(選定理由) | |||||
北海道は日本の国土の25パーセントを占め、世界遺産への登録が予定されている知床地域をはじめ貴重な自然環境が保存されています。そのことから地域全体が環境科学教育のための格好のフィールドとなっているといえます。このような中で、札幌農学校を祖とする貴学にはフロンティア精神が自然と根付き、今ではそれが伝統として静かに息づいています。 この取組は、大学所在地の豊かな自然環境とその内にある既存の教育・研究施設の特性と教育活動を有機的に連結し環境科学教育を展開することにより、地域全体を教育資源として活用するとともに地域の活性化を促そうというものです。大学と地域社会が連携して地域の自然環境・文化遺産と産業を見つめなおすという視点は、地域への愛着と誇りを育て、地域の活性化に大いに寄与するものと評価できます。 北海道における総合的科学教育による地域活性化を目指すものですが、計画の緻密性(講義・実習内容の企画など)および広域性(北海道全域にわたる)、多目的性、複合性などの特性から、他大学にとっても今後の参考となる成果が期待できる取組です。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --