大学・短大・高専名 | 京都光華女子大学 |
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プログラムの名称 | 学生個人を大切にした総合的支援の推進 エンロールメント・マネジメントと個別対応教育モデルの実践的融合 |
プログラム担当者 | 金 明秀 |
(プログラムの概要) | 本学では、個々の学生に対する入学前から卒業後にいたるまでの総合的な学生支援によって不安や疑問を解消するとともに、個別対応教育によってより高度な水準で教育理念と学力の達成を図るというエンロールメント・マネジメントを全学体制で実施している。 本プログラムは、それをさらに推し進め、1.基礎学力、学習意欲、生活実態といった広範な学生評価情報についてのアセスメントの体系化、2.特別な配慮を要する学生へのトラッキング・サポート(不登校ゼロ計画)、3.ラーニングコミュニティの創出によるピアサポートの充実という3施策を有機的に接合することによって、学生支援と教育モデルの統合度をさらに高め、隙間と取りこぼしのないサポートを実現し、創発的な学生支援効果を増幅させる試みである。 プログラム完成時には、全学年のGPAを0.5ポイント改善し、退学率を2パーセント台にまで低下させることを目的とする。 |
(選定理由) | 京都光華女子大学が実施しているエンロールメント・マネジメントは、入学前から卒業後に至る総合的な学生支援であり、かつ学生に個別にこたえる教育を具現化した方法であることは明らかです。 また、組織横断的な特徴を有し、教職員の資質向上を組み込んだ点、さらには退学率の引き下げという実績に結びついた点も他の大学等の参考となる取組と考えられます。 一方、今回申請のあった「学生個人を大切にした総合的支援の推進」の取組は、現在の取組との相乗効果が期待できることから、「隙間と取りこぼしのないサポート」として評価できます。 特に、学生の成長や変化について教職員が協力して把握するとともに、学生自身の診断ツールとしても活用できることから、共同学習環境の形成といった手法と相まって、その独自性と有効性の点で期待できる内容となっています。 さらに、新たな取組が貴学の教育改革を大きく前進させるという明確な目的意識に支えられていること、そして何よりも不登校率の減少やGPA改善、退学率の減少等、具体的な数値を掲げて取り組もうとしている点が評価でき、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。 |
高等教育局学生支援課
-- 登録:平成21年以前 --