平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(人命尊重マインド養成支援プログラム)

大学・短大・高専名 岡山短期大学
プログラムの名称 人命尊重マインド養成支援プログラム
プログラム担当者 浦上 博文
(プログラムの概要)  本プログラムは、学生が人命尊重の精神を備えた人間に成長するよう支援する取組である。この取組は、人命を脅かす事件・事故が頻発する現代社会からの要請に応えるものであると同時に、自尊感情の希薄な学生が自信をもって社会に出立する手助けをするものである。本プログラムは、2年間で重層的に展開する以下の活動によって構成される。第一は、交通安全と救命救急の研修活動である。学生は、体験型学習を通して、社会人・保育者として求められる、人命を守るための知識と技能を習得する。第二は、命をテーマとする講演・シンポジウム開催の活動である。学生は、専門家からの多様なメッセージによって学びを深める。第三は、「命の資料室」を拠点にした活動である。本資料室は、学生が学び活動していく恒常的施設となる。第四は、人命尊重の啓発活動である。学生は、学びの成果を紙芝居やオペレッタ等の形にし、幼児に向け発信する。
(選定理由)  岡山短期大学においては、学生支援に関する目標等に基づき、学生支援の取組を50年以上にわたり、具体的かつ組織的に実施しており、その結果は人格面の成長や、心身の健康増進などで大きな成果を上げていると言えます。
 また、今回申請のあった「人命尊重マインド養成支援プログラム」は、命を大切にできない若者層の増加に対して、宿泊研修による交通安全教育や、レスキューマネキンを用いた救命救急講習など、体験的な学習を通して人命を尊重する若者の育成を行い、社会に有用な自信のある人材の育成を図るものと言えます。さらに、「命の資料室」の設置、保育所等での公演(啓発活動)を通じて体験的学習を深化させようとする取組は、他の大学等の参考となり得る優れた取組であると言えます。
 2年間のプログラム実践により、さらに具体的な成果を上げることを期待します。

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高等教育局学生支援課

-- 登録:平成21年以前 --