平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(発達障害を有する学生に対する支援活動)

大学・短大・高専名 プール学院大学
プログラムの名称 発達障害を有する学生に対する支援活動
‐大学における特別支援教育の取組‐
プログラム担当者 森定 玲子
(プログラムの概要)  18歳人口の減少の影響で、各大学とも定員数確保のためにAO入試や推薦入試など、受験生に学力試験を課さない入試が増加し、その結果、資質、能力、知識の異なる学生が大学に入学するようになってきた。本学でも入学者の5割以上がAO入試や推薦入試によるものである。選考時に面接を行っているが、受験生一人ひとりの資質を十分に把握することができず、入学後発達障害を疑われる学生が近年増加し、今日では学生の1割程度が発達障害を有していると推測されている。発達障害を有する学生は、学習や対人関係、進路選択において課題を抱えており、なんらかのサポートがなされないまま放置されると、留年や退学、進路先未定の状態での卒業に繋がっていくおそれがある。そこで、本プログラムは、発達障害を有する学生を対象に、個別の教育支援計画を策定し、学習支援、ソーシャル・スキル・トレーニング、キャリア教育を総合的に行っていこうとするものである。
(選定理由)  プール学院大学においては、障害のある学生を組織的に支援する体制を整え、FDやSDを通して障害のある学生への対応について前向きに取り組んでおり、入試や授業において委員会を通して学生支援を実施してきた実績が高く評価されます。
 今回申請のあった「発達障害を有する学生、個別の教育支援計画、学習支援」の取組は、これまで我が国で取り組まれてこなかった大学レベルでの発達障害のある学生への特別支援教育を計画的に取り組むことが予定されており、他の大学等の参考となる新しい取組と言えます。

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高等教育局学生支援課

-- 登録:平成21年以前 --