平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(学生みずから発信する「自分史」作成支援)

大学・短大・高専名 國學院大学
プログラムの名称 学生みずから発信する「自分史」作成支援
‐社会のなかでの自己活用力養成プログラム‐
プログラム担当者 遠藤 彰郎
(プログラムの概要)  國學院大学では、徳性の涵養を謳う建学の精神に基づき、全学的学生支援に取組んでいる。独自に開発したWeb学生支援システムK-SMAPYを活用することにより、役割分担を超えた支援を実現すると共に修学相談、キャリア形成支援、保護者会における人的支援を充実させてきた。さらに情報セキュリティを強化して社会的責任を果たすため、ISO27001を取得し、認証評価を通じて教員・職員の意識とスキル向上を図っている。新たな取組では従来の支援による成果を分析した結果をふまえ、コンピテンシー診断を導入して学生に「振り返り」と自己発見の機会を提供する。同時に学生の意識改革と人間的成長を促すWeb版自発的ポートフォリオの作成を推進していく。学生は「自分史」を作り上げる作業を通して視野を広げ、社会人基礎力を育むことになる。これによって中途退学者を減らし、社会的課題であるニート・フリーター対策にも資するプログラムとする。
(選定理由)  國學院大学では、長年にわたってITシステムを活用した学生支援の取組が行われてきており、独自に開発されたWeb支援システムは、大きな成果を上げています。
 また、今回申請のあった「学生みずから発信する『自分史』作成支援」の取組は、修学意欲の啓発、自己理解の伴うキャリア形成、教員の学生支援の精緻化などを目的としたものであり、学生の自己診断、学生ポートフォリオの作成等によって、学生支援をさらに展開させようとする有意義な試みです。
 特に、不本意入学者や修学意欲の低い学生の支援を行う上で、この取組は、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。

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高等教育局学生支援課

-- 登録:平成21年以前 --