平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(市民社会におけるリーダーシップ養成支援)

大学・短大・高専名 大阪大学
プログラムの名称 市民社会におけるリーダーシップ養成支援
‐「阪大スタイル」育成プログラムの開発‐
プログラム担当者 大和谷 厚
(プログラムの概要)  大阪大学は、適塾と懐徳堂を源流とし、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに「教養・デザイン力・国際性」を教育理念とし、市民社会にロイヤリティーをもち、リーダーシップを発揮する「阪大スタイル」の人材育成を目指している。今回の取組は「市民社会でのリーダー」開発を目指し、まずクラスやサークルのリーダーとなる学生を重点的に支援し育成し、この学生が核となり支援の輪が連鎖上に広がることにより、学生全体の意識の向上とレベルアップを図るためのプログラムを開発し実施する。対象は各学年で50名以下、総数200名以下とし公募と推薦により選定する。このプログラムの実施は学生部学生支援課およびキャリア支援室の事務職員が主体となって担当し、大学教育実践センターやコミュニケーションデザイン・センターの教員が積極的に協力する。また、プログラム開発には人材開発で実績のある民間コンサルタンティング企業のノウハウを利用する
(選定理由)  大阪大学においては、学生支援に関する目標等に基づき、積極的に学生の意見聴取、対話を行いながら学生支援の取組を具体的に実施しており、学生代表を学生支援組織の委員会審議に参加させることによって、学生の意見を反映させ、学生・教員・職員の連携を図るなど組織性も十分に認められます。
 今回申請のあった「市民社会でのリーダー」開発を目指した取組は、学生にとって受身でなく、主体性を重視したものであり、参加者が学んだことをクラスやサークルなどで実践し、支援の連鎖を起こすことにより学内の活性化を目指すプログラムを民間企業のノウハウを利用しながら開発・運営し、今まで裏方であった事務職員が主導的役割を担いながら、本取組で蓄積した知見・ノウハウを教養教育にフィードバックしていくなど、意欲的で独自性の感じられる取組と言えます。
 また、綿密な実施計画が立てられており、参加者同士による360度評価、専門家による客観的評価なども実施し、より精度の高い取組の創造を目指しており、他の大学等の参考となる優れた取組と言えます。

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高等教育局学生支援課

-- 登録:平成21年以前 --