平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(生涯健康を目指した学生健康支援プログラム)

大学・短大・高専名 岐阜大学
プログラムの名称 生涯健康を目指した学生健康支援プログラム
‐生涯健康教育の推進と健康支援の充実‐
プログラム担当者 佐々木 嘉三
(プログラムの概要)  大学は、教養・専門教育と並んで、肉体的・精神的に健康な学生を社会に送る責任がある。岐阜大学は、憲章と基本方針において、学生の健康支援と生涯健康教育を明文化し、肥満、痩せすぎ対策、喫煙対策、メンタルヘルスなどについて、次のような対策を講じている。
  1. 新入生全員に対して健康診断を行い、問題のある学生には個別指導を行う。
  2. 肥満(男子学生の13パーセント)、痩せすぎ(女子学生の18パーセント)に対して、糖尿病・肥満の専門医が血液検査に基づき栄養相談、健康相談を行う。
  3. 学生に喫煙習慣をつけないため、キャンパスを全面禁煙にし、喫煙学生に対しては、ニコチンパッチを無料で配付している。喫煙学生は確実に減少している。
  4. メンタルヘルスについて、精神科専門医が個別相談に応じる。
 本プログラムにおいては、「生涯健康教育」の推進に向けて、保健管理センターを中心に全学的なネットワークによる健康支援体制を充実して取り組む。
(選定理由)  岐阜大学においては、保健管理センターが中心となって、生涯健康教育を目標とした総合的な学生支援を実施してきており、学生の喫煙率の大幅減少など注目すべき成果を上げています。
 今回新たに、学生相談ラウンジの設置、IT利用による健康指導等により、これまでの健康教育支援を深化させようとしており、高く評価できます。これにより、学生の自分自身の健康に対する意識が高まるものと期待されます。さらに、単に在学中だけでなく、卒業後における(健康への)学生の自己管理能力が増進することが期待できます。
 以上により、本取組は、他の大学等の参考となる先進的で優れたものであると言えます。

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-- 登録:平成21年以前 --