別紙 平成17年度募集テーマ等

テーマ名 へき地を含む地域医療を担う医療人養成
背景 へき地を含む地域における医師不足は、深刻な社会問題となっていることから、平成16年2月、厚生労働省、総務省、文部科学省の3省において、「へき地を含む地域における医師の確保等の推進について」を取りまとめた。この中では、大学病院による地域医療への支援や医師養成課程における地域医療に関する教育の充実に取り組むこととされている。
内容

大学病院の臨床教育機能を活用して、医療提供体制の確保が必要なへき地を含む地域の医療に従事する人材の養成を目的とした次の各段階の教育プログラム

  1. 卒前教育
  2. 卒後臨床研修
  3. 専門医養成
  4. 生涯教育
    【注】1 新たに開発・展開を図る教育プログラムであること
     2 1、2、3の各段階を包括する教育プログラムも可
     3 4については、新たにへき地を含む地域での医療活動を志す医療人のための再教育等の教育プログラムを想定している。(現に地域医療に従事している医療人への医療技術講習等はテーマの趣旨に沿わない)
取組の対象とする医療人 医師、歯科医師、コメディカル
プログラム例
  • 6年間一貫の地域医療教育プログラムの開発・展開
  • 地域医療人育成のための、長期療養型病院、診療所と連携した教育プログラムの開発・展開
  • 地域における病診連携を支えるチーム医療教育プログラムの開発・展開
     地域のニーズに応じた専門診療分野への変更を目的とした再教育プログラムの開発・展開
選定予定件数  15件程度
 【注】1 「内容」の1、2、3の取組について、8割以上を選定
 2 申請の状況等により調整を行う場合がある
対象  大学病院を置く大学:大学病院で行う教育プログラム
 【注】1 学部等の参画は可
事業規模 補助事業上限額 : 60,000千円以内/1年
補助金基準額 : 40,000千円以内/1年
財政支援期間 3年間(予定)
テーマ名 全人的医療を実現できる医師の養成
背景 近年、患者中心の医療の実現が強く求められ、卒前教育では全人的な診療能力育成のためにクリニカル・クラークシップを導入し、さらに卒後においては、平成16年度から総合的な診療能力の修得を目的として、新医師臨床研修制度が導入された。
内容

大学病院の臨床教育機能を活用して、疾病のみならず、社会面、経済面、心理面等から患者を取り巻く環境を幅広くとらえた医療を行うに必要な診療能力を有する医師養成を目的とした次の各段階の教育プログラム

  1. 卒前教育
  2. 卒後臨床研修
  3. 専門医養成
    【注】1 新たに開発・展開を図る教育プログラムであること
     2 1、2、3の各段階を包括する教育プログラムも可
取組の対象とする医療人 医師
プログラム例
  • 基本的臨床能力向上のための実践的卒前臨床実習の開発・展開
  • 基本的臨床能力の評価システムの開発・展開
  • プライマリケアを担える専門医の養成を目的とした教育プログラムの開発・展開
選定予定件数  5件程度
 【注】申請の状況等により調整を行う場合がある
対象  医学部を置く大学:大学病院で行う教育プログラム
 【注】学部等の参画は可
事業規模 補助事業上限額 :45,000千円以内/1年
補助金基準額 :30,000千円以内/1年
財政支援期間 3年間(予定)

お問合せ先

高等教育局医学教育課大学病院支援室

(高等教育局医学教育課大学病院支援室)

-- 登録:平成21年以前 --