「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正)」の選定結果

令和4年3月11日

 「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正)」について選定しました。

1.事業の背景・目的

(1)背景

 今般、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出制限等が行われたこと等の影響により、国民の医療機関の受診機会及び検査機会が減少し、健康状態の悪化が懸念されることから、医師によるオンライン診療や薬剤師によるオンライン服薬指導等を適切に普及・促進することが求められています。また、今般の新型コロナウイルス感染拡大下において医療人材養成課程の教育(特に患者を対象とする実習)が変化を余儀なくされたことを踏まえ、今後、再び、新興・再興感染症が流行した場合であっても、実践的で質の高い教育が行えるよう、医師等の養成課程における実習をはじめとした実技科目に新たな教育手法を導入するような見直しが必要となっています。

(2)目的

 オンラインによる遠隔医療など新たな医療に対応出来る人材を迅速に輩出することを目指すとともに、臨地での実習時間の逓減(代替措置による実施)が恒常的となり、医療人材養成課程における教育の質の低下が懸念される中、CADや3Dプリンタ等を活用したデジタル医療教育用の機器や、臨地実習に際しての能力を高めるシミュレータ、感染対策関連設備等を整備し、従来の実習を通じて学生が修得する能力はもとより、デジタルトランスフォーメーション(DX)等の手法を活用することにより従来の実習では獲得できなかった能力を修得させる教育プランを構築し、即戦力となり得る実践的な知識を身に付けた医療人材養成を行うことを目的としています。

2.審査状況

 医学部、歯学部、看護学部、薬学部を置く各国公私立大学長宛に公募を行い、262大学における452件の申請を受け付けた後、「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業推進委員会」における審査を踏まえ、この度、180大学の事業における257件の事業を選定しました。(詳細は下記の選定大学一覧を参照)

3.その他

お問合せ先

高等教育局医学教育課

E-mail:igaku@mext.go.jp

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