Q7 大学における教育研究などは評価しにくいのではないですか。


A7

 国立大学で行われている教育研究は、非常に専門性が高いものですし、その分野も本当に様々です。

 このため、国立大学法人制度では、一定の基準を一律に当てはめて評価するのではなく、大学の意見を踏まえながら作成した中期目標等について、どの程度達成されているかの観点を中心に評価を行うこととしています。

 また、特に教育研究面については、これまでも大学の教育研究の評価を行ってきた専門機関である「大学評価・学位授与機構」の専門家によって評価を行うこととしています。さらに、経営面を含めた総合的な評価については、大学のことを良く知っている有識者などが委員となる「国立大学法人評価委員会」という特別の委員会を設け、そこが、大学評価・学位授与機構が行った教育研究の評価結果を尊重しながら、評価をする仕組みになっています。

 確かに評価は容易なものではありませんが、大学における教育研究の特性に配慮しながらも、国民の税金によって支えられている国立大学の活動状況については、しっかりと評価をしていく必要があると考えています。


-- 登録:平成21年以前 --