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国立大学はこれまでも、高等教育と学術研究の水準の向上と調和のとれた発展に大きな役割を担ってきました。具体的には、大学院の整備などにより、我が国の学術研究と研究者養成の中心的役割を果たすこと、学問分野のバランスに考慮しながら必要とされる人材養成を行うこと、都市部だけでなく地方も含めてバランスよく配置することで、地域の活性化や学生の進学機会の確保に貢献すること、などです。 国立大学には法人化後もこれらの役割をしっかりと果たしていってもらう必要がありますから、法人化後も独立採算制にはせず、国立大学法人制度という新しい仕組みの中で、国が引き続き必要な財政措置を行うこととしています。 このように、今回の法人化は、財政支出の削減を目的とした「民営化」とは全く異なるものです。 |
-- 登録:平成21年以前 --