平成15年度「21世紀COEプログラム」審査結果について

平成15年7月
21世紀COEプログラム委員会

  21世紀COEプログラムは、「大学(国立大学)の構造改革の方針」(平成13年6月)に基づき、平成14年度から文部科学省に新規事業として「研究拠点形成費補助金」が措置されたところである。
 このプログラムは、我が国の大学に世界最高水準の研究教育拠点を学問分野毎に形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図るため、重点的な支援を行い、もって、国際競争力のある個性輝く大学づくりを推進することを目的としている。
 研究拠点形成費補助金は、この学問分野別に評価を行い、主として研究面においてポテンシャルの高い専攻等が世界最高水準の研究教育拠点を形成するために必要とする経費を専攻等の研究者からなる研究グループに対して補助を行うもので、

  1. 当該分野における研究上、優れた成果を挙げ、将来の発展性もあり、高度な研究能力を有する人材育成機能を持つ研究教育拠点の形成が期待できるもの
  2. 学長を中心としたマネジメント体制による指導力の下、個性的な将来計画と強い実行力により、世界的な研究教育拠点形成が期待できるもの
  3. 特色ある学問分野の開拓を通じて創造的、画期的な成果が期待できるもの
  4. 21世紀COEプログラムで行う事業が終了した後も、世界的な研究教育拠点としての継続的な研究教育活動が期待できるもの

 に対し、重点的支援を行うものである。
 平成15年度の予算額は、約334億円であり、今回採択された拠点に対する配分総額は、平成14年度採択分等を控除した約158億円の予定である。
 平成15年度は、3月に日本学術振興会において国公私立大学から5分野(医学系、数学・物理学・地球科学、機械・土木・建築・その他工学、社会科学、学際・複合・新領域)に611件の申請を受付け、21世紀COEプログラム委員会(日本学術振興会を中心に、大学評価・学位授与機構、私立学校振興・共済事業団、大学基準協会の4機関により運営)において審査が行われ、その審査結果が、7月17日の本委員会に報告され、了承された。
 今回、これらについての審査結果をとりまとめたので公表する。
 (医学系-35件、数学・物理学・地球科学-24件、機械・土木・建築・その他工学-23件、社会科学-26件、学際・複合・新領域-25件、合計133件)

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