平成24年度第2回予算監視・効率化チーム会合 議事要旨

 1.日時

平成24年7月31日火曜日 13時00分~13時50分

2.場所

文部科学省11F省議室

3.出席者

神本大臣政務官(サブリーダー)
官房長、政策評価審議官、大臣官房人事課長、同総務課長、同会計課長、同政策課長、同国際課長、同文教施設企画部施設企画課長、生涯学習政策局政策課長、初等中等教育企画課長、高等教育企画課長、科学技術・学術政策局政策課長、研究振興局振興企画課長、研究開発局開発企画課長、スポーツ・青少年企画課長、文化庁長官官房政策課長、国立教育政策研究所研究企画開発部長、科学技術政策研究所総務研究官(以上、事務局) 
和田委員(外部有識者)
ほか

4.議事

〈1〉平成23年度予算執行計画(平成23年6月3日策定)の年度終了後の自己評価について
〈2〉平成24年度予算執行計画(平成24年3月30日策定)の第1四半期までの進捗管理について
〈3〉公開プロセスの評価結果等について
〈4〉行政事業レビューの今後のスケジュールについて
〈5〉その他 

5.議事概要

○議事に先立ち、神本大臣政務官より挨拶

  • 社会保障と税の一体改革が審議されているが、無駄遣いの根絶や行政刷新の取組の強化など増税の前にやることがある。
  • 文部科学省では先月「公開プロセス」を実施し、当省の施策が効果的・効率的な手法で実施されているか、国民目線に立って見直すことの重要性を認識したところ。
  • 行政の無駄の削減に向けて、自らしっかりと、国民目線に立って点検することが何より重要であり、引き続き予算監視・効率化の取組を積極的に進めていきたいと考えている。
  • 本日は、予算監視・効率化チームの平成23年度における取組実績及び自己評価等を構成員で審議することとなるので、闊達な意見を期待する。

〈1〉平成23年度予算執行計画(平成23年6月3日策定)の年度終了後の自己評価について

○資料1-1~1-8について推進グループから説明、原案のとおり了承。

(主な意見)

神本大臣政務官

  • 昨年度、第4回予算監視・効率化チーム会合(平成24年1月31日開催)で指摘した、補正予算に計上されたスクールカウンセラー等派遣事業に関しては、執行率は平均より高いものの、第一次補正予算については50.4%、第三次補正予算については23.1%にとどまっている。
  • 先日、福島で現場の先生の話を聞いたところ、避難先から戻ってきたものの引っ越しなどにより周辺環境の変化を理由になかなか学校生活に適応できない生徒がいることや、修学旅行先でフラッシュバックを起こし夜中に悲鳴を上げる生徒がいることなど、東日本大震災から1年以上経過してはいるが、メンタルヘルスケアの重要性、ニーズはますます高まっていることを認識した。
  • また、教職員の中には円形脱毛症を発症するなど、被災地の教職員に対するメンタルヘルスケアも重要になっている。
  • 補正予算に計上したスクールカウンセラー等派遣事業の執行率があまり高くない状況については、前回チーム会合時に、スクールカウンセラーが足りない等の理由を聞いたが、改善策を講じても、なおこのような状況になった理由は何か。
  • 平成24年度予算において既に80%を措置しているということは、平成23年度に比べて改善されていると思う。なお、平成24年度予算には、子どものメンタルヘルスケア対策だけではなく、先生のメンタルヘルスケア対策も含まれているのか。

(初等中等教育局児童生徒課の回答)

  • 平成23年度補正予算に計上したメンタルヘルスケア対策については、国において東日本大震災直後の被災地の状況を基に、必要と考えられる予算を緊急的に措置したところである。自治体からスクールカウンセラー派遣に係る経費を申請していただき、その全てに対応したものであるが、申請額が予算額を大きく下回り、結果として不用が生じたものである。
  • 平成24年度予算における、スクールカウンセラー事業に係る経費については、47億円のうち80%を一次募集で措置しており、二次・三次募集と引き続き執行していく。また、本年6月、7月と被災三県に赴いて当該事業についての行政説明会を行い、二次募集についても複数の申請があがっているところ。
  • 子どもに対するスクールカウンセリングとともに、先生や保護者の方についても子どもに係る相談ということであればカウンセリングをすることになっている。

(各取組実績についてのコメント)

和田委員

  • 平成23年度については、東日本大震災復旧・復興の補正予算が加わり、大変だったと思われるが、自己評価書に記載されているとおり、概ね適切に執行されたものと判断する。予算執行にあたっては、不要不急な執行を排除し、効率性・公平性・透明性 ・競争性に沿って実施されるべきものと考える。私としては、これに加えて、スピード感をもってタイムリーな予算執行を行うという意味で適時性という観点も大事だと考えている。平成24年度以降も一層の努力をお願いしたい。

〈2〉平成24年度予算執行計画(平成24年3月30日策定)の第1四半期までの進捗管理について

○資料2-1~資料2-7について推進グループから説明、原案のとおり了承

〈3〉公開プロセスの評価結果等について

〈4〉行政事業レビューの今後のスケジュールについて

○資料3~資料4について行政事業レビューチームから説明、原案のとおり了承    

○議事終局後、神本大臣政務官から総括

  • 和田委員が仰った、スピード感をもってタイムリーな予算執行を行うとのご指摘については非常に重要であると認識した。過去の取組実績や自己評価を行うことは、それ自体が目的ではなく、行うことを通して政策の有効性や効率性を点検することに意義がある。同様に、行政事業レビューについても、レビューシートを作成することが目的ではなく、作成することを通して事業の有効性や効率性を点検することに意義がある。
  • 本取組も3年目となり、今後もチームの構成員はもとより、全ての職員が本チームの取組に積極的に参画するよう期待している。

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大臣官房会計課財務企画班

-- 登録:平成24年08月 --