国際教育推進フォーラム2007

 本フォーラムは、平成17年8月に出された「初等中等教育における国際教育推進検討報告」で提言されている国際教育について理解と推進を図るために、今回初めて実施したものです。
 同報告では、国際社会で求められる態度・能力として、全ての子供たちが、

  1. 異文化や異なる文化をもつ人々を受容し、共生することのできる態度・能力
  2. 自らの国の伝統・文化に根ざした自己の確立
  3. 自らの考えや意見を自ら発信し、行動することのできる態度・能力

 を身に付けることができるようにすべきと述べられています。それらを育成することが国際教育であると言えます。
 本フォーラムでは、手塚国際教育課長が挨拶を述べた後、以下のプログラムが行われました。

  1. 基調講演(目白大学多田教授)
  2. 国際教育推進プラン実践報告
  3. 国際教育推進プラン実践地域等によるパネルディスカッション

 当日は、教育関係者をはじめ一般の方々約100人が参加され、基調講演や実践報告などに熱心に耳を傾けていました。
 基調講演では、目白大学の教授である多田孝志氏より、これからの国際理解教育の在り方や、それと海外子女教育、外国人児童生徒教育などを包含する概念である国際教育の重要性、目指す人間像などについてお話しいただきました。
 また、文部科学省が平成18年度より実施している「国際教育推進プラン」の指定を受けた地域より、現在までの取組について実践報告がなされました。国際教育推進プランは、国際教育について先進的な取組を行う地域を指定し、NPO法人や大学等と連携して実践研究を行うもので、現在4地域が指定されています。
 パネルディスカッションは、文部科学省の田村学教科調査官をコーディネーターとして、基調講演をいただいた多田教授をコメンテーターに、国際教育推進プラン実践地域の代表者をパネリストに迎えて行いました。
 各実践地域の取組は様々であり、国際理解教育や、国際交流、外国籍児童生徒との共生といった多様な観点から、取組の成果や今後の課題などについて意見交換が行われました。

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

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-- 登録:平成21年以前 --