6月22日、永岡大臣はインドのプネーで開催されたG20教育大臣会合に出席しました。
本会合には、今年の議長国であるインドをはじめとするG20加盟国及び9の招待国の大臣や国際機関の代表等が参加しました。
会合では、冒頭にダルメンドラ・プラダーンインド教育大臣兼技能開発・起業促進大臣から開会の辞が述べられた後、One Earth, One Family, One Cultureを全体テーマに、(1)対面とICTのブレンド型教育の文脈における基礎的な読み書き、計算能力の確保、(2)あらゆる教育段階におけるICTを活用した学び、(3)能力の構築、仕事の未来に関する生涯学習の促進、(4)教育・訓練における連携の充実による研究の強化とイノベーションの推進を議題として、出席者からそれぞれの国及び国際機関の取組等が発表され、知見を共有しました。また、多くの国がロシアによるウクライナ侵略を強く非難するとともに、教育への影響について懸念が示されました。
永岡大臣は冒頭、ロシアによるウクライナ侵略への非難と教育に対する影響への懸念を示しました。その上で、5月に自身が議長を務めたG7教育大臣会合において合意された取組の方向性を紹介し、G7とG20が将来展望と課題意識を共有するものであるとの認識を発信しました。さらに、我が国の知見や経験を共有し、教育分野における国際貢献に取り組んでいくことを表明しました。
また、会合期間中、永岡大臣は、議長国インドのダルメンドラ・プラダーン教育大臣兼開発・起業促進大臣と会談を行い、G7とG20、また、日本とインドが同じ課題意識を共有していることを確認するとともに、人的交流を中心とした両国の連携強化について意見交換を行いました。
発言する永岡桂子文部科学大臣
議場の様子
ダルメンドラ・プラダーンインド教育大臣兼技能開発・起業促進大臣と永岡桂子文部科学大臣
インドとのバイ会談の様子
大臣官房国際課企画調査係