2024年8月26日(月曜日)、盛山文部科学大臣の代理として矢野文部科学審議官が両会合に出席しました。
ASEAN+3教育大臣会合では、タイのパームプーム教育大臣とともに、矢野文部科学審議官が共同議長を務めました。本会合では、テーマ「Transforming Education in the Digital Era(デジタル時代における教育改革)」 に沿って、各国から関連する取組について発表が行われました。
日本からは、GIGAスクール構想にかかる取組みについて発表するとともに、「高等教育における流動性・質保証に関するASEAN+3でのワーキンググループ」への貢献、日本政府(文部科学省)奨学金等による学生交流の推進、日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業(NEXUS)に関する取組等について報告しました。
また、本会合では「高等教育における新しい形態の流動性のためのASEAN+3共同ガイドライン」が採択されました。同ガイドラインは2015年に導入されましたが、COVID-19によるパンデミックが高等教育に与えた状況の変化を踏まえ、質保証や公平性を保証する学生交流や移動等の基本的枠組みを提供し、各国の高等教育の発展を促進するため更新されました。
(写真左:共同議長を務める矢野文部科学審議官、写真右:ASEAN+3教育大臣会合の集合写真)
EAS(東アジア首脳会議)教育大臣会合では、日本の取組みとして、大学の世界展開力強化事業等を通じた学生交流や大学間交流の推進、持続可能な開発のための教育(ESD)の推進等について報告しました。
両会合の最後には、共同声明がそれぞれ採択されるとともに、次回会合が2026年にシンガポールで開催されることが発表されました。
※EAS=ASEAN 10ヵ国、日中韓、豪州、NZ、インド、米国、ロシア
大臣官房国際課海外協力政策係