平成30年3月に公示された高等学校学習指導要領では、保健体育科科目保健の指導内容の一つとして精神疾患を取り上げることになり、平成30年7月に公表された高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説(保健体育編・体育編、文部科学省)において、「アルコール、薬物などの物質への依存症に加えて、ギャンブル等への過剰な参加は習慣化すると嗜癖(しへき)行動になる危険性があり、日常生活にも悪影響を及ぼすことに触れるようにする。」と記載され、精神疾患の一つとしてギャンブル等依存症を含めた依存症について取り上げることになりました。
本資料では、学習指導要領を踏まえつつ、学校教育において依存症(行動嗜癖)に関する指導を行う教員の理解を深めることを目的に、「依存症とは」、「嗜癖行動について」、「行動嗜癖への対応」について解説しています。
本資料を参照いただき、学校における依存症(行動嗜癖)に関する指導に御活用ください。
はじめに
1 「依存症」とは
1 依存症
2 行動嗜癖を生み出す要因
3 やめられなくなる脳の仕組み
4 行動嗜癖が及ぼす影響
5 行動嗜癖の疾患としての位置付け
2 嗜癖行動について
1 ギャンブル等
2 ゲーム
3 行動嗜癖への対応
1 学校における教育
2 家庭との連携
3 相談機関・専門医療機関の活用
がん教育推進係
電話番号:03-6734-2918