本マニュアルは、平成23年8月に取りまとめられた「学校における結核検診に関する検討会」報告の内容に基づき作成しました。
日本は依然として結核の中まん延国であり、小中学生の結核患者数が近年減少しているとは言えない状況下にあることに加え、集団で生活をする学校は感染症がまん延しやすい環境であります。学校における結核対策とは、定期の健康診断の中で問診やエックス線撮影を行うこと自体が目的なのではなく、罹患した場合に健康上および教育上に多大な影響を与える結核から児童生徒等を守るために計画・実施されるべきであるというのは言うまでもありません。
地域保健と十分な連携をとりながら、地域の実情に応じた有効な結核対策が実施されるために、本マニュアルを作成しました。
1 学校および教育委員会の役割
(1)学校における今後の結核対策の基本的な考え方
(2)学校における具体的な結核対策
(3)小・中学校の定期健康診断における結核検診の流れ
(4)問診票の取り扱い
(5)問診項目への対応
(6)学校医による診察
(7)転入出に際しての情報の引継ぎ
(8)検診後の対応
(9)日常の健康観察
(10)結核発生時の対応
(11)私立及び国立学校の取り扱いについて
2 学校医の役割
(1) 問診項目の対応
(2) 診察のポイント
様式例集
参考・精密検査の実施方法
Q&A
学校における結核検診についての検討委員会報告書(平成23年8月12日)
保健指導係
電話番号:03-5253-4111(内線2918)
-- 登録:平成24年03月 --