文部科学省における環境保全施策等の点検結果[1-(4) 国際的取組]


1政策名 1 環境保全に係る施策の推進
2施策名 施策目標 (4)生物多様性の保全及び持続可能な開発・利用への取組(国際的取組)
3主管課及び関係課
(課長名)
(主管課) 国際統括官付 (国際統括官:井上 正幸)
4基本目標及び達成目標 基本目標(基準年度:平成14年度)(達成年度:平成18年度)
 生物多様性の保全及び持続可能な社会実現にむけた国際的取組みを推進する。

達成目標(4)-1(基準年度:平成14年度)(達成年度:平成18年度)
 生物多様性の保全及び持続可能な開発に関する研究の国際協力を推進する。

達成目標(4)-2(基準年度:平成14年度)(達成年度:平成18年度)
 持続可能な開発に関する研修実施による人材育成及び当該研修を通じての人的ネットワークの構築を図る。

達成目標(4)-3(基準年度:平成14年度)(達成年度:平成18年度)
 ユネスコ・アジア太平洋地域教育開発計画(APEID)への協力の一環として環境教育セミナーを開催する。
5現状の分析と今後の課題 各達成目標の達成度合い 達成目標(4)-1
 我が国がユネスコに拠出している「持続可能な開発のための科学事業振興信託基金」により、ユネスコの科学事業(MAB:人間と生物圏計画、IHP:国際水文学計画等)に関する研修、ワークショップ等を実施し、目標達成に向けて順調に進捗しているところであるが、
事業計画、実施に当たっては、日本人研究者、機関も参加し主導的役割を果たすことにより研究の国際協力にも貢献している。平成16年度は、生態学及び水文学分野の研究の他、分水嶺に関する情報(生物多様性、汚染等)についてのデータ収集・分析等を現地の研究者と実施した。

達成目標(4)-2
 我が国がユネスコに拠出している「持続可能な開発のための科学事業振興信託基金」により、ユネスコの科学事業(MAB:人間と生物圏計画、IHP:国際水文学計画等)に関する研修、ワークショップ等を実施し、研究者、専門家等の能力開発、ネットワーク及び将来的研究パートナーシップの構築へ貢献するなど(「6指標」参照)、目標達成に向けて順調に進捗している。平成16年度は、生態系保存及び天然資源管理に関する研修等を実施した。

達成目標(4)-3
 ユネスコ・アジア太平洋地域教育開発計画(APEID)への協力の一環として国内のユネスコ協同センターと「環境教育セミナー」を開催し、(「6指標」参照)目的達成に向けて順調に進捗している。アジア太平洋地域の専門家、政策決定者等の人材育成及び国際協力の推進をはかっており、平成16年度は、環境教育の普及に重要な、現職教員のための環境教育プログラムの策定をテーマとしてセミナーを実施した。
基本目標達成に向けての進捗状況  研修、ワークショップ、セミナー等を通じて、生物多様性の保全及び持続可能な社会実現にむけた国際的取組みを着実にすすめており、目標達成に向け順調に進捗している。
 目標達成のための取り組みとして、信託基金によりユネスコが行う事業については、ユネスコとの間で毎年実施するレビュー協議等を通じ、事業実施状況をモニタリング・評価しており、また、環境教育セミナーについても、事業計画策定段階からユネスコ協同センターと協議を重ねるとともに、セミナーに対するユネスコ側からの人的、専門的インプットを得るためユネスコ協同センターを通じユネスコ側とも協議を進めているところである。
今後の課題 達成目標(4)-1
 より効果的な事業が実施されるよう、今後も引き続き日本人研究者の参加を継続していく必要がある。また、現地研究者の参加の確保が必要である。

達成目標(4)-2
 より効果的な事業が実施されるよう、今後も引き続きユネスコとの間で上記レビュー協議等を継続していく必要がある。現地のニーズに沿った研修等の実施が必要である。

達成目標(4)-3
 平成17年から国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年が開始していることから、アジア太平洋地域における環境教育への関心は高まっており、ESDの視点を取り込み、引き続き、ESDの主導機関であるユネスコ及びユネスコ協同センターと十分に連絡を取り、より効果的なセミナー運営に努める必要がある。
6指標
指標名 16年度以降(17年7月末迄)
ユネスコに拠出している科学関係信託基金による研修事業等の開催回数、参加者数
開催回数:
参加者数: 96
ユネスコ協同センターにおける環境教育セミナー参加者数、参加国数
参加国数: 11
参加者数: 26
備考  


 

-- 登録:平成21年以前 --