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宇宙開発利用

(2)自立帰還型無人宇宙実験システム(EXPRESS)

第四章 宇宙環境利用7.回収型無人実験衛星

1.実施に至った経緯

 EXPRESSは初の日独共同宇宙プロジェクトとして、ドイツ航空宇宙機構(DARA)がロシアに依頼して製造した再利用可能な回収型カプセルである。

2.プロジェクトの目的と目標

 EXPRESSは以下の3点を目的とした。

  • 機動的、主体的な宇宙環境利用実験の実施機会の確保
  • 宇宙環境の産業利用促進のための技術開発
  • 軌道再突入、回収技術の習得

3.実施内容

 主要ミッション機器として触媒創製実験(CATEX)のための加熱炉等を搭載している。
 第1回実験として1995年(平成7年)1月15日に内之浦から打ち上げられたEXPRESSは、地球周回軌道上で約5日間の触媒創製実験の後、21日にオーストラリア南部、ウーメラ付近の砂漠で回収されることになっていた。しかし、第1段切り離し後に異常振動が発生、予定より高い軌道に乗った後、地球を2周して行方不明になり、1995年(平成7年)12月にアフリカのガーナにて発見、回収された。

  • 打上げ:1995年(平成7年)1月15日、M-3SⅡロケット8号機により鹿児島宇宙空間観測所(現・内之浦宇宙空間観測所)から打上げ(1995年(平成7年)1月15日に運用停止)
  • 軌道:近地点高度115km、遠地点高度250kmの楕円軌道(周期約88分、軌道傾斜角31°)
  • 質量:770kg

4.成果

 回収後の解析により、カプセルの耐熱性能や搭載機器の健全性、飛行結果についてのデータを得ることが出来た。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)

-- 登録:平成23年02月 --