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宇宙開発利用

4) M-3S型ロケット

第三章 日本の輸送系技術の発展1.M系ロケットと観測ロケット > (7)ミューロケット

1.実施に至った経緯

 制御を充実させることにより、軌道分散をより抑えたロケットを開発することとなった。

2.プロジェクトの目的と目標

 軌道分散を抑え、衛星をより精密に軌道に投入することを目的に開発された。

3.実施内容

 M-3CロケットM-3Hロケットでは第2段のみに積まれていたTVCを第1段ロケットにも搭載し、これによって従来よりも軌道投入精度を向上させるとともに打上げ条件を緩和させることが可能になった。また、尾翼端にロールを制御するためのSMRC(Solid Motor Roll Control)を搭載することで、誘導制御能力の向上が期待された。

  • 3段式
  • 全長:23.8m
  • 外径:1,410mm(尾翼除く)

【打上げ実績】

1号機

 1980年(昭和55年)2月17日に衛星制御装置の実験を目的とした試験衛星「たんせい4号」(MS-T4)を軌道に投入した。

2号機

 1981年(昭和56年)2月21日に太陽のX線フレアを観測することを目的とした太陽観測衛星「ひのとり」(ASTRO-A)を軌道に投入した。

3号機

 1983年(昭和58年)2月20日にX線天体、γ線バーストを観測することを目的としたX線天文衛星「てんま」(ASTRO-B)を軌道に投入した。

4号機

 1984年(昭和59年)2月14日に中層大気の構造、磁気圏の観測を目的とした中層大気観測衛星「おおぞら」(EXOS-C)を軌道に投入した。

4.成果

 4回の打上げに成功し、4つの衛星を軌道に投入した。軌道分散を抑制でき、軌道投入には満足な結果を収めることができた。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)

-- 登録:平成23年02月 --