千葉セクション(チバニアン)

 現在、地球の歴史は116の地質時代境界によって区切られており、それぞれの境界は、その境界が世界で最もよく分かる地層によって定義されています。この地層の断面を「国際境界模式層断面とポイント(GSSP)」と呼び、これまで73箇所のGSSPが定められてきました。
 2020年1月、国際地質科学連合(IUGS)において、千葉県市原市の養老川河岸に露出する地層断面「千葉セクション」がGSSPとして認められ、中期更新世(77.4万年前~12.9万年前)の地質時代の名称が、「千葉時代」を意味する「チバニアン」と命名され、初めて我が国の地名が地球の歴史に刻まれることになりました。


<参考>

地層「千葉セクション」のIUGS(国際地質科学連合)における審査結果について (※国立極地研究所ホームページへリンク)

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