スーパコンピュータ「京」の完成後の成果について

スーパコンピュータ「京」の完成後の成果について

(1)「京」は汎用のスーパーコンピュータであり、「京」でなければ実現できない成果として、
1)これまで細胞・組織・臓器の部分的にしか再現できなかった心臓の動きを、心臓全体をありのままに再現することが可能となり、治療法の検討や薬の効果の評価
2)地震・津波の被害予測について今までの50m単位(ブロック単位)での予測から地盤沈下や液状化現象等の影響も加味した10m単位(家単位)での予測が可能となり、災害に強い街作りや、きめ細かな避難計画の策定
3)薬の開発にあたって、新薬候補の物質を選び出す期間を約2年から約1年へと半減し、画期的な新薬の開発
 等への貢献が期待できます。

(2)また、「京」及びHPCIの産業界の利用促進によって、我が国の産業競争力強化とともに、「京」等の成果を社会に還元することができます。一方で、「京」等の産業界の利用に当たって、情報提供や支援体制の不足等の課題が指摘されていることから、より一層の利用促進のため、産業界のニーズを踏まえた様々な支援の実施や、一般利用枠の産業利用枠について利用状況を踏まえた柔軟な対応を行うこととしています。

お問合せ先

研究振興局情報課計算科学技術推進室

電話番号:03-6734-4275
メールアドレス:hpci-con@mext.go.jp

(研究振興局情報課計算科学技術推進室)

-- 登録:平成24年09月 --