「アジア・太平洋地域に適した地震・津波災害軽減技術の開発とその体系化に関する研究」(EqTAP)は、1999~2003年度に文部科学省科学技術振興調整費によって、アジア・太平洋地域の政府間協力機構であるAPEC(エイペック)(Asia-Pacific Economic Cooperation:アジア・太平洋経済協力)の関連活動として行われたプロジェクトです。独立行政法人防災科学技術研究所など13の大学、研究機関が、インドネシアをはじめとする13カ国の研究者と連携し、実施しました。
EqTAPでは、アジア・太平洋地域の地震・津波災害の特性を踏まえながら、その発生から被害、さらに社会の災害対応までを理工学および社会科学の観点から考究し、対応技術の開発を行いました。その成果として現場に即した実用的な災害対策・技術を生み出しました。
2004年12月のスマトラ沖大地震及び津波の発生により、EqTAPで培われた成果を早急にアジア・太平洋地域に普及させることの必要性が示されました。
このことを踏まえ、平成17年9月に災害対策のキャパシティ・ビルディングに関する我が国のAPEC(エイペック)への貢献として、本セミナーを開催しました。
セミナーは、APEC(エイペック)の運営経費プロジェクトとして実施され、企画・運営には、日本側から文部科学省、外務省、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人港湾空港研究所、インドネシア側から研究技術省、科学技術応用評価庁が協力してあたりました。また、京都大学名誉教授・独立行政法人防災科学技術研究所客員研究員の亀田弘行氏と、文部科学省防災科学技術推進室の藤井隆室長が共同で実施責任者を務めました。
セミナーには、インドネシア国内の防災関係者をはじめ、APEC(エイペック)エコノミーなどから100名以上が参加し、活発な議論が行われました。
【セミナーの概要】 | |||||||||||||
日時: | 平成17年9月27~28日 | ||||||||||||
主催: | (日本)文部科学省、外務省、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人港湾空港技術研究所 (インドネシア)研究技術省、技術応用評価庁 |
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場所: | インドネシア・ジャカルタ | ||||||||||||
内容: | 地震・津波災害のマネジメントにとって重要な、
をテーマに、EqTAPに取り組んだ研究者と現場の担当者(ステークホルダー)がペアとなって研究成果を発表。このほか、パネルディスカッションによる意見交換も実施。 |
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なお、セミナーの開催結果を、独立行政法人防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センターのホームページに掲載しています。(英語) |
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【参考リンク】 | |||||||||||||
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(研究開発局地震・防災研究課)
-- 登録:平成21年以前 --