2004年9月5日に発生した紀伊半島南東沖の地震は、陸域観測網から離れたところで発生したために、陸域観測網のデータからだけでは、その余震の精度のよい震源位置を求めることがむずかしい。そこで、現在委託事業として進めている、「東南海・南海地震等海溝型地震に関する調査研究」の枠組みを活用し、自己浮上式海底地震計5台を本震震源域に緊急設置、海底地震計による余震観測を開始した。
・目的 | 余震の詳細な分布、特に深さ方向分布を明らかにする | |
・実施機関 | 東京大学地震研究所 | |
・使用地震計 | 自己浮上式海底地震計 5台 地震計センサー4.5![]() 観測点間隔は約10 ![]() |
|
・設置 | 平成16年9月8日(水曜日)ヘリコプターからの自由落下方式 | |
・観測域 | 2004年9月5日23時57分頃に発生した本震付近 | |
・観測期間 | 約1週間を予定 (回収に関しては、船舶で行う予定であるが、詳細が未定であるために、観測期間は変動する可能性がある。1週間ほど観測を行った後は、できるだけ早く回収し、緊急解析を行う。) |
《観測点配置図》 |
![]() |
-- 登録:平成21年以前 --