資料3-3 研究大学強化促進事業フォローアップ実施要領改正(案)

平成27年7月29日
改正 令和元年 月 日
研究大学強化促進事業推進委員会

1.目的

 本フォローアップは、本事業を実施する各研究機関(以下、「研究機関」という)の事業の進捗状況を適切に把握し、必要に応じて、指導・助言を行い、各研究機関の事業の着実な実施を促進することを目的とする。

2.フォローアップの方法等

(1)フォローアップは、研究大学強化促進事業推進委員会(以下、「委員会」という)において、中間・事後評価の実施年度を除き、原則として、毎年度実施する。
(2)フォローアップは、各研究機関から提出された次の関係資料に基づき、実施する。
 1.前年度フォローアップ結果への対応状況と今後の事業展開について
 2.「研究大学強化促進事業」ロジックツリー(概要版・詳細版(参考))
 3.「研究大学強化促進事業」後期ロードマップ
(3)フォローアップの効率的な実施を図るため、研究機関ごとに、フォローアップ担当委員(以下、「担当委員」という)を原則として、委員会委員の中から、2名程度選任する。担当委員は、書面評価及び必要に応じ、ヒアリング又は現地調査等の方法により評価を行い、その結果を踏まえ、委員会において全委員の合議により、フォローアップ結果を取りまとめる。

3.フォローアップの項目・観点

 フォローアップ項目は、以下のとおりとする。
[フォローアップ項目]
 (1)前年度フォローアップ結果コメントへの対応状況について
 (2)将来構想の達成に向けた現状の分析と取組への反映状況について

 中間評価を踏まえ再構築した「研究力強化構想」(将来構想報告書)の実現に至るまでの道筋を見える化した、ロジックツリー・ロードマップの利活用状況を確認するとともに、それらの進捗状況・実績から、以下の観点により、フォローアップを行う。
[フォローアップの観点]
 (1)将来構想の達成に向けて、着実に事業が進捗しているか、
 (2)進捗状況から見た現状・自己分析を通じた課題の把握と適切な対策が講じられているか、
 (3)大学改革等の動向を踏まえた現状・自己分析を通じて、今後、本事業にどのように反映させようとしているのか
 
なお、WPIアカデミー拠点として認定された機関に支援している「プロジェクト重点支援」を実施している研究機関のフォローアップにおいては、拠点形成の経験・ノウハウを事業間連携により、当該事業全体にフィードバックが図られているかの観点からフォローアップを行う。

4.ヒアリング又は現地調査

  書面評価の結果に基づき、ヒアリング又は現地調査の実施が必要と判断した場合は、ヒアリング又は現地調査の進め方等を調整のうえ、実施する。
 担当委員は、ヒアリング又は現地調査の内容を踏まえ、フォローアップ結果に反映させる。

5.フォローアップ結果

 フォローアップ結果は、コメントを付すこととする。

6.守秘の徹底

(1)フォローアップの過程は非公開とする。
(2)委員は、フォローアップの過程で知ることのできた情報を他にもらしてはならない。

7.利害関係者の排除

 委員は、研究機関との関係において、次に掲げるものに該当すると自ら判断する場合は、評価に加わらないものとする。
(1)委員が研究機関の役員、職員、教員等として在職(就任予定を含む)している場合
(2)委員が研究機関の事業遂行において密接な関係(監事、経営協議会委員等)を有する場合
(3)委員が機関の長と親族関係もしくはそれと同等の親密な個人的関係を有する場合
(4)その他委員が中立・公正に審査を行うことが難しいと自ら判断する場合

8.フォローアップ結果の報告等

(1)委員会は、フォローアップ結果を取りまとめ、研究振興局長に報告するものとする。
(2)研究振興局長は、上記報告に基づき、フォローアップ結果を当該研究機関に対して通知するとともに、公表する。また、コメントへの対応が著しく反映されておらず、将来構想の達成に疑義がある場合には、補助金の配分への活用を検討する。

9.その他

 委員会は、上記のほか、各研究機関の効果的・効率的な取組、他の研究機関への波及効果が期待できる取組等について把握し、各研究機関の取組にフィードバックすることを目的として、研究機関を訪問し、関係者から広く意見を聴取することができる。

お問合せ先

研究振興局学術研究助成課