平成19年度 文部科学省研究開発評価シンポジウム 概要−大学における研究のマネジメントと評価−

平成20年3月6日(木曜日)14時~18時25分
砂防会館 別館 1階 会議室
主催:文部科学省 科学技術・学術政策局 評価推進室

主旨・目的

 研究及び開発(以下「研究開発」)は、分野深化、大規模化、融合化等の方向に加えて、社会的・経済的な要請や国民への成果還元のために、より効果的で効率的な推進が求められています。
 そのため、評価対象がより複雑な対象へと拡大している中、評価の水準も高度なものが必要となってきており、評価システムの改革が求められています。
 文部科学省科学技術・学術政策局評価推進室では、こうした状況を踏まえて平成15年度より、特に現場における研究開発評価の実態と課題を把握するための意見交換を各機関のご協力のもと実施してきており、その中で把握できた様々な課題の解決に向けた支援事業を推進しています。
 このたび、大学をはじめとするより多くの研究開発機関における研究開発評価の効率化及び充実を促進するとともに、評価関係者の評価意識の向上や評価関係者同士の連携促進を目的として、シンポジウムを企画・開催いたします。

テーマ

『大学における研究のマネジメントと評価』

 評価の仕組み作りにおいては、「評価のための評価」に陥ることなく、「マネジメントに活かされる評価」となることが重要です。そこで、評価推進室では、今年度においても昨年度から引き続き、「研究マネジメントへ活かされる評価」という観点で、15の大学等のご協力のもと、評価に関する意見交換を実施しました。
 大学は、研究のみならず、教育や地域社会への貢献等、さまざまな使命を帯びています。また、研究においては、教員の自由な発想と研究意欲を源泉として行われる学術研究を主としており、評価は、基礎研究に重きを置くと同時に、さまざまな側面に対応すべく、複雑なシステムを必要としています。
 本シンポジウムでは、各大学が果たすべき使命に向けて、意欲的に研究のマネジメントを行い、積極的に評価を活用している4つの大学等の実例を、仕組みを構築していくこととなった「きっかけ」構築及び運用にあたって工夫した点、問題となったこと今後の課題についてもふれてご紹介いただくとともに、パネルディスカッションでは参加者を交えての意見交換を行います。

お問合せ先

科学技術・学術政策局計画官付評価推進室

(科学技術・学術政策局計画官付評価推進室)

-- 登録:平成21年以前 --