平成23年度文部科学省研究開発評価シンポジウム 概要 -研究開発機関の現状分析に基づく研究戦略の在り方について-

○ 日時:平成24年3月6日(火曜日) 13時30分~17時15分
○ 場所:富士ソフト アキバホール
○ 主催:文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

【趣旨・目的】

 研究及び開発(以下「研究開発」)は、分野深化、大規模化、融合化等の方向に加えて、社会的・経済的な要請や国民への成果還元のために、より効果的で効率的な推進が求められています。そのため、評価の対象がより複雑なものへと拡大している中、評価の質をさらに向上させることが必要となってきており、評価システムの改革が求められています。
 文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)では、こうした状況を踏まえ、大学や独立行政法人等の多くの研究開発機関との研究開発評価活動に関する意見交換や委託調査等を実施してきており、その中で把握できた様々な課題を関係者間で共有するとともに、その解決に向けた支援事業を推進しています。
 本趣旨に基づき、研究開発機関における研究開発評価の効率化及び充実を促進するとともに、評価関係者の評価意識の向上や新たな知見の獲得等を目的として、研究開発評価シンポジウムを企画・開催いたします。

【テーマ】

『研究開発機関の現状分析に基づく研究戦略の在り方について』

 我が国の研究開発評価は、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」(以下、「大綱的指針」という。)の下に、各府省の評価指針が整備され、その定着や改善が進められてきました。
 文部科学省では、平成20年10月の大綱的指針の改定を受け、平成21年2月に「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」の見直しを行うとともに、研究開発評価システムの一層の改革を進めるため、第4期科学技術基本計画も視野に入れた、評価システム改革の課題とその改善方策について検討を進め、「研究開発評価システム改革の方向性について(審議のまとめ)」(平成21年8月 科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会研究評価部会)を取りまとめました。現在、第4期科学技術基本計画(平成23年8月閣議決定)を踏まえた、大綱的指針の見直しが進められているところです。
 本シンポジウムでは、第一部において、大学、独立行政法人等の研究開発機関における研究マネジメントを実施する上での、研究開発評価を活用した具体的な実例等を紹介します。また、第二部において、大学、独立行政法人等の現場における、「論文書誌情報分析というツールを用いた研究開発機関の現状分析」、「研究開発機関の目的に応じた研究戦略及び研究評価の在り方」、「研究開発がもたらす経済や地域へのインパクト及びそれらの評価(アセスメント)」などの観点から、研究の質を高める研究開発評価の実施と活用について討論します。

 

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当))

-- 登録:平成24年05月 --