平成20年度文部科学省研究開発評価シンポジウム 概要 -研究者等の業績評価と研究マネジメント-

○日時:平成21年3月6日(金曜日)13時30分~17時30分
○場所:富士ソフト アキバホール
○主催:文部科学省 科学技術・学術政策局 評価推進室

【主旨・目的】

 研究及び開発(以下「研究開発」)は、研究分野の深化、大規模化、融合化等の方向に加えて、社会的・経済的な要請や国民への成果還元のために、より効果的で効率的な推進が求められています。それに伴い評価対象がより複雑なものへと拡大している中、評価の水準も高度なものが必要となってきており、評価システムの改革が求められています。
 文部科学省科学技術・学術政策局評価推進室では、こうした状況を踏まえ、大学や独立行政法人などの多くの研究開発機関との研究評価活動に関する意見交換や調査委託事業等を実施してきており、その中で把握できた様々な課題の解決に向けた支援事業を推進しています。
 このたび、研究開発機関における研究開発評価の効率化及び充実を促進するとともに、評価関係者の評価意識の向上や評価関係者同士の連携促進を目的として、シンポジウムを企画・開催いたします。

 【テーマ】

『研究者等の業績評価と研究マネジメント』

 「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」においては、評価の持つ意義の一つに、「創造へ挑戦する研究者を励まし、優れた研究開発を積極的に見出し、伸ばし、育てること」を挙げている。指針が対象としている研究者等の業績評価は、研究者の能力や適性等について直接評価の対象とするものであり、研究者を萎縮させることなく、研究者個人の能力を最大限に発揮させるべきものでなければならないこと、また、同時に、組織力の向上を目指すものでなければならないことから、そのシステムの構築と運用は、非常に困難を伴うものであるといえる。
 そこで、評価推進室では、研究者等の業績評価の推進に資するため、大学、独立行政法人及び民間企業における研究者等の業績評価の実態と先進的な実例について委託調査を実施した。
 本シンポジウムでは、当該委託調査により得られた結果を報告するとともに、研究評価活動に関する意見交換により把握できた特徴ある実例を、仕組みを構築していくこととなった「きっかけ」構築及び運用にあたって工夫した点、問題となったこと、今後の課題についてもふれて紹介いただき、パネル・ディスカッションでは参加者を交え、研究者等の業績評価のあるべき方向性について討論する。

 

お問合せ先

科学技術・学術政策局 評価推進室

(科学技術・学術政策局 評価推進室)

-- 登録:平成22年06月 --