【パネルディスカッションの論点】研究評価活動に関する意見交換(北海道地区)

2011年11月21日

意見交換の目的

  • 研究評価を活用する観点から、研究開発マネジメントをどのように確立するのか
  • 個々の大学において研究開発や評価の体制や運用は多様性があるものの、計画・実施・評価・改善のプロセスを確立することは、研究開発を促進し社会からの理解を得るために必要との認識は浸透しつつある。しかし、現実にはこのサイクルを動かすことに困難が伴う。
  • 計画→実施→評価→改善→計画のマネジメントサイクルにおける各段階の困難と、各段階の間をつなげることの困難。
  • 各大学の研究開発評価あるいは研究開発マネジメントの現状から、成功事例(成功の要因や背景)だけでなく、課題や困難を共有し、個々の大学での取組の参考となるものとしたい

論点1

大学における研究目標の設定・研究戦略の策定とその困難

  • 国の政策・施策と全学・部局の戦略をどのように繋げるのか。そのための方策、手法、分析 (例:計画段階での指標の設定、プロジェクトリーダーのリーダーシップ、資金・人材・設備等の検討と支援)
  • 明確な目標に沿った評価基準とその多様性 (例:質、生産性、社会的関連性、実現可能性等)
  • 人文・社会系と医歯薬理工系における目標設定の相違

論点2

学内における施策の実施と制約

  • 人的・財政的資源の制約下における配分のあり方(プライオリティ)とその有効性(学長や部局長の裁量経費やプロジェクト資金の配分、人事方針)
  • 新たな研究課題の発掘とその促進(ヴァーチャルな研究センターの設置や拠点形成等)
  • 研究者相互の交流と学内外における研究コミュニティーの形成(関連する研究課題とのマッチングやシーズの発掘等)
  • 個人研究、プロジェクト研究の促進とその支援
  • 研究成果の教育への還元

論点3

研究活動の実態把握とその評価のあり方

  • 自己点検、外部評価、アドバイザリーボードの活用方法とその必要性
  • 機関単位、部局単位、個人単位の評価とその関連性及び活用(評価においては明確な目的や基準なしには行えない)
  • 評価から得られた知見とその共有
  • プロジェクトリーダーや教員の研究開発におけるリーダーシップのあり方、発揮のさせ方

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当))

-- 登録:平成24年03月 --