研究開発評価活動の実例集

研究開発評価実例集の公表について

 研究開発の評価については、内閣総理大臣決定された「国の研究開発評価に関する大綱的指針」を踏まえ、各府省が各々評価方法等を定めた具体的な指針を策定し、評価を進めていくこととされています。文部科学省では、評価を行う基本的な考え方をまとめたガイドラインとして「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」を策定し、本省内部部局及び文化庁内部部局ではこの指針に沿って、また、大学及び大学共同利用機関並びに文部科学省所管の研究開発法人等ではこの指針を参考に、評価が進められているところです。
 当課では、指針のフォローアップの一環として、各研究機関及び大学等の研究開発評価活動について、意見交換を行い情報の共有化を図っています。
 研究開発マネジメント(PDCAサイクル)の中で評価がどのように活用されているか、また、評価を研究開発マネジメントに活用するにあたりどのような課題に直面しているか等について、大学としての取り組みだけでなく、より研究現場に近い部局の取り組みについて意見を収集し、実例集としてまとめました。本書が、大学及び研究機関の研究開発評価活動の充実を図っていく上での参考となれば幸いです。
 なお、本書の内容は、ご協力いただいた大学・部局との意見交換を通して把握できた研究開発評価活動に限られており、現在国内で行われている研究開発評価活動のすべてのケースを網羅しているものではありません。また、研究開発評価活動は、あくまで各研究機関及び大学等の特性や実情を踏まえて行われるべきであり、本書の内容がすべての機関に共通する唯一の活動形態ではありません。したがって、実例を単純に比較することなく、また、本書にとらわれる必要もないことに留意してください。
 評価は、言うまでもなく、貴重な財源をもとに行われる研究開発の質を高め、その成果を国民に還元していく上で重要な役割を担っています。評価自体が目的でないことを十分に理解したうえで、評価の重複を回避し、作業負担を軽減させるために簡素化・合理化を図る等の工夫を行い、効率的な評価活動が行われることを強く期待しております。また、当課では、今後も多様な活動の実例をできるだけ多く紹介するように努めていきたいと考えております。
 末尾になりましたが、本書の作成にあたり、意見交換で多大なご協力をいただいた大学関係者各位、事前準備や大学へのご同行、様々な観点でのコメント等、多大なご協力をいただいた研究開発評価推進検討会委員各位に心から感謝申し上げます。

 

平成29年4月
文部科学省科学技術・学術政策局
企画評価課 評価・研究開発法人支援室

平成30年度実施(大学全体及び部局について、評価とマネジメントとの関係に着目したもの ※平成30年度委託事業)

平成27年度実施(大学全体及び部局について、評価とマネジメントとの関係に着目したもの)

平成23年度実施(大学全体及び部局について、評価とマネジメントとの関係に着目したもの)

平成22年度実施(大学全体及び部局について、評価とマネジメントとの関係に着目したもの)

平成15年度~平成21年度に実施したもの

お問合せ先

科学技術・学術政策局 研究開発戦略課 評価・研究開発法人支援室

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(科学技術・学術政策局 研究開発戦略課 評価・研究開発法人支援室)