平成10年9月10日
科学技術会議
政策委員会
ゲノム科学は、ゲノム構造解析の側面とゲノム機能解析の側面、更には、それらの解析情報からゲノムに存在する原理を発見し、演繹的に機能を予測するゲノム情報科学の側面を併せ持つ全く新しい多面的な科学であり、その成果は、少子高齢化社会を迎える我が国の医療問題への対応、地球的規模での対応が求められている食料問題や環境問題の解決、新産業の基盤形成等を通じて、人類の幸福の増進のために重大な意義を有するものである。
本制度は、科学技術会議の方針に従って、関係省庁の試験研究機関、大学、民間研究機関等の研究ポテンシャルを結集することにより、ゲノム科学研究を総合的に推進し、もって我が国の経済、社会の繁栄と国民生活の質の向上に資することを目的とする。
科学技術会議ライフサイエンス部会ゲノム科学委員会(以下、「ゲノム科学委員会」という。)が定める重点領域に合致する研究課題を公募し、ゲノム科学委員会による書類選考及びヒアリングによる選考を経て、科学技術会議政策委員会において決定する。 本年度の実施課題については、別紙1のとおり決定することとする。
予算額 | 10.5億円 |
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課題数 | 新規課題3課題 |
参加機関 | 国立試験研究機関及びこれに準ずる機関 大学、公設試験研究機関及び民間研究機関 |
研究期間 | 原則5年間(ただし、3年目に中間評価) |
科学技術政策局調整課
-- 登録:平成21年以前 --