別冊1 平成12年度科学技術振興調整費の具体的運用及び課題選定ついて

平成12年4月13日
科学技術会議政策委員会

 平成12年度科学技術振興調整費の具体的運用については、「科学技術振興調整費活用の基本方針」(昭和56年3月9日科学技術会議決定、平成4年1月24日最終修正)に基づいて、推進的な研究(総合研究、開放的融合研究、生活・社会基盤研究、目標達成型脳科学研究、ゲノムフロンティア開拓研究、知的基盤整備)、国研活性化プログラム(流動促進研究、中核的研究拠点(COE)育成、重点基礎研究)、その他(国際共同研究総合推進、調査・分析、緊急研究、緊急受託研究等)に関する研究課題を適切かつ機動的な運用に努めることとし、別紙 平成12年度科学技術振興調整費により実施する新規研究課題の概要についての通りとすることが適当である。

 また、平成12年度は、新たに統一公募による新規課題募集とそれに基づく適切な課題選定を実施している。具体的には、研究推進に関してリーダーシップを発揮する研究代表者を募集段階から明確化して研究進捗に関する責任の所在をはっきりさせることにより、提案者、課題選定者にとって分かりやすい運営を目指すとともに、「平成12年度科学技術振興に関する重点指針」(平成11年6月24日科学技術会議政策委員会決定)を踏まえ、俯瞰的な観点から各分野毎に重点公募領域を定めた公募方針を設定することにより、適切でかつ透明性が高い課題選定スキームの確立を目指した運用改善に取り組んでいる。従って、研究課題の推進にあたっては、その趣旨を踏まえて本調整費の積極的かつ効率的・効果的な運用に努めるとともに、研究の進捗状況、研究を取り巻く環境等を十分に考慮し、機動的かつ弾力的な運用に努めることとする。

 なお研究評価については、平成12年度の募集段階から、中間・事後評価の指標に資するため、3年後、5年後の研究目標の設定を明確化している。今後とも、「国の研究開発全般に共通する評価の実施方法の在り方についての大綱的指針」(平成9年8月7日内閣総理大臣決定)を踏まえ、研究開発活動の効率化・活性化を図るとともに、より優れた成果があがるよう、厳正かつ適切な評価を実施していくこととする。

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