文部科学省は、大学発新産業創出拠点プロジェクト(事業プロモーター支援型)における実施機関の採択を別紙のとおり決定しましたのでお知らせいたします。
我が国では、大学・独立行政法人等の基礎研究成果等に関し、大学等発ベンチャー等を通じた新規マーケットへの事業展開が十分に行われていないのが現状です。
本事業は、こうした現状を踏まえ本年度より開始する新しい事業であり、大学等のポテンシャルの高いシーズの事業化を通じて新産業の創出、新規マーケットの開拓を目指すものです。大学等発ベンチャーの起業前段階から研究開発・事業育成のための政府資金と民間の事業化ノウハウ等を組み合わせることにより、シード・アーリー段階にも民間資金を積極的に呼び込み、既存企業ではリスクは高いがポテンシャルの高いシーズに関して、事業戦略・知財戦略等を構築し、グローバル市場を見据えた事業化を目指します。
本制度は、「事業プロモーター支援型」と「プロジェクト支援型」の2つの事業タイプによって構成されています。各事業タイプの概要は以下のとおりです。
大学・独立行政法人等の技術シーズの事業化について、研究開発・事業育成を一体的に推進するため、事業化ノウハウを持った機関を「事業プロモーター」として選定し、事業プロモーターが行う技術シーズの発掘やハンズオン支援(※)等の活動を補助します。同時に、事業プロモーターの有するネットワークやノウハウ等を活用して、3~5年程度での民間資金の誘引を目指します。
大学・独立行政法人等は、事業プロモーターのプロジェクトマネジメントのもと、研究開発費及び事業化支援経費を活用して、グローバル市場を視野に入れた研究開発プロジェクトを推進します。
※ハンズオン支援:事業を実施する上で必要なあらゆる課題について、各種アドバイス、コンサルティングを行うとともに、起業家・技術者のリクルーティング、関係先への働きかけ等、きめ細かなサポートを積極的に実施し、付加価値を高めることを目指した支援
外部有識者により構成される「大学発新産業創出拠点推進委員会」において、書面審査及びヒアリング審査を実施しました。
※ 各審査は、「大学発新産業創出拠点プロジェクト(事業プロモーター支援型)補助事業者の選考に係る審査実施要綱」及び「大学発新産業創出拠点プロジェクト(事業プロモーター支援型)の審査・選考に関する利益相反の考え方について」に基づき実施しました。
※ 「大学発新産業創出拠点推進委員会」の名簿は、審査の公平性確保の観点から「大学発新産業創出拠点プロジェクト(プロジェクト支援型)」の採択課題が決定した際に公表します。
上記の手続により、別紙1に掲げる7機関を事業プロモーターユニット(実施機関)として決定しました。
なお、各事業プロモーターユニットの特徴、考え方等については、こちら(※国立国会図書館ホームページへリンク)からご覧ください。
今後、事業プロモーターのマネジメントのもと、グローバル市場を視野に入れた研究開発プロジェクトを推進する「プロジェクト支援型」の公募を、大学・独立行政法人等研究機関の研究者等を対象として行う予定です。公募開始にあたり、東京、大阪の2会場において、プロジェクト支援型に係る公募説明会を開催いたします。詳細についてはこちら(※国立国会図書館ホームページへリンク)を参照してください。
日時:平成24年4月20日(金曜日)13時~16時
場所:東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号 学術総合センター(2階中会議場)
日時:平成24年4月23日(月曜日)13時~16時
場所:大阪市淀川区宮原4丁目2番1号 メルパルク大阪(4階ソレイユ)
大学発新産業創出拠点プロジェクト担当 丹羽、千田、井上
電話番号:03-6734-4023(直通)
ファクシミリ番号:03-6734-4172
メールアドレス:sanchi@mext.go.jp
-- 登録:平成24年04月 --