リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備

事業進捗状況評価実施要領3-3に基づく平成24年度開始「URA活用・育成支援事業」に係る評定要素

平成25年12月20日
「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」推進委員会

「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」(リサーチ・アドミニストレーションシステムの整備)事業に係る事業進捗状況評価実施要領3-3に基づき、平成24年度開始「URA活用・育成支援事業」に係る評定要素は、下記のとおり各号を定めることとする。

(1)URA組織体制整備構想の進捗状況について

  〈着目すべき点〉

・ 専門性の高い職種としての定着、研究推進体制の充実強化を念頭に、研究推進関連部局(産学連携・知的財産関連部局を含む。)と財務関連部局、人事労務関連部局の相互連携によるURA組織体制整備上必要なシステム整備・改革は着実に進展しているか
・ 研究推進体制の高度化・効率化に向けたURA組織体制の整備状況(自主経費により整備する組織体制の状況を含む)は適切であると考えられるか
・ 本事業にて整備したURAが、自主経費等により雇用されているURA等と連携をとりつつ学内の研究推進体制の中で機能し、所属機関の研究力強化等に貢献していると考えられるか
・ URA組織体制・機能の整備状況は、選択した事業タイプに照らし、適切であると考えられるか
・ 本事業の進捗・成果等の学内外への情報発信の取組状況について、機関ホームページの活用等により、適切に機能していると考えられるか
・ URAを従事させている具体的業務内容(特に、URA自身が企画し、実施した業務事例)に対し、URAとしての活動の効果が出始めていると考えられるか

 (2) URAの職務環境等整備の進捗状況について

  〈着目すべき点〉

・ 職務環境等整備のため、研究推進関連部局(産学連携・知的財産関連部局を含む。)と財務関連部局、人事労務関連部局の相互連携による検討・取組(新たな職種・業務として必要となる関係諸規程の制定・改正、業務遂行に必要なインフラ整備など)が着実に進展しているか
・ URAの雇用計画に対する実際の雇用状況(雇用形態を含む)は適切であると考えられるか
・ URAの業務達成目標及び評価方針の策定に向けた検討は着実に進展しているか
・ URAの能力開発プログラムの策定に向けた検討は着実に進展しているか

 (3) URAシステムの定着・運営の安定化に関する取組状況について

〈着目すべき点〉

・ URAシステムの定着・運営の安定化に向け、研究推進関連部局(産学連携・知的財産関連部局を含む。)と財務関連部局、人事労務関連部局の相互連携による検討・取組(業務内容の整備・調整、URA組織体制の学内認知活動の企画・立案・実行など)が着実に進展しているか
・ URAのキャリアパス形成に向けた検討は着実に進展しているか
・ URAシステム整備に関する大学全体としての意思決定(補助事業期間終了後における大学等独自の経費によるURA組織体制維持の具体的計画(確実性の低い財源を前提とした運営、不安定な雇用計画等のおそれはないか)、関係諸規程等制定の具体的計画及びそれらの意思決定レベル・進捗段階等の現状)は着実に進展しているか

 (4) URAシステム整備(改革)に対する学長及び関係役員の責務について

〈着目すべき点〉

・ 上記の(1)~(3)の評定要素に対して、学長又は関係役員が主体となった取組状況や、各種URAシステム整備(改革)のための検討において、学長のリーダーシップ発揮や関係役員間での調整等が適切に機能していると考えられるか 

お問合せ先

科学技術・学術審議会産業連携・地域支援課大学技術移転推進室

(科学技術・学術審議会産業連携・地域支援課大学技術移転推進室)

-- 登録:平成26年10月 --