統計エキスパート人材育成プロジェクト

事業背景・概要

 ポストコロナ社会における研究のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の鍵となるデータの利活用のためには、統計的手法を駆使して大量のデータを分析・解析するための人材が必要不可欠であり、データ駆動型研究の推進に伴って、統計的素養を十分に有していないと対処できない課題(リアルタイムビッグデータ解析等)への対応の需要も増しています。
 しかしながら、他国における統計学部を有する大学数は米国などの他国に比べて、我が国は少なく、高度な統計学の専門知識を身に付ける場が非常に少ない状況です。
 そのため、米国等に比べて、我が国において統計的手法を駆使して大量のデータを分析・解析するための人材は少なく、高度な統計学のスキルを有する人材の育成及び統計人材育成エコシステム(育成された人材が指導者となり持続的に人材育成を行うことができるシステム)の構築は急務となっています。
 本事業は、Society 5.0の実現を目指す我が国において、機関の長等のリーダーシップの下、研究のDXやAIに必要なスキルを有する統計学のエキスパート人材を、人材育成プログラムと共同研究により育成し、Society 5.0の実証に不可欠なビッグデータやAI等のイノベーションに寄与する統計学を用いた他分野との融合領域の研究振興を図るとともに、育成されたエキスパート人材が大学等で核となり、統計学や融合領域に係る教育や活動の普及・展開を行う体制(統計エキスパート人材育成エコシステム)を構築することを目的とします。
 なお、本事業を通じ、1 事業期間5年間で中核機関のシニア研究者等により少なくとも約30名の統計エキスパート人材を育成することと、2 1 で育成された人材が所属する各機関において更に人材を育成することにより5年間の事業期間も含め10年間で約500名の統計エキスパート人材を育成することを目指します。

公募情報 

選定結果

お問合せ先

研究振興局 参事官(情報担当)付 学術基盤整備室

TEL:03-6734-4080
FAX:03-6734-4077
E-mail:jyogaku@mext.go.jp

Get ADOBE READER

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要な場合があります。
Adobe Acrobat Readerは開発元のWebページにて、無償でダウンロード可能です。

(研究振興局 参事官(情報担当)付 学術基盤整備室)