文部科学省では、令和5年度実施の「デジタル技術を活⽤した多様な⽣涯学習の学習履歴の活⽤に関する調査研究」において、⽣涯学習、特に社会教育分野の学習履歴に対するオープンバッジの発⾏・管理に関する実証を⾏っています。
中央教育審議会⽣涯学習分科会における議論では、社会教育⼈材の量的な拡⼤と質的向上を進める必要性が⽰され、特に、社会教育⼠をネットワーク化すること等による活躍機会の拡⼤に向けた取組の必要性が⽰されるとともに、社会教育⼠が地域で活動しやすくなるよう、社会教育⼠であることを証する修了証書やデジタルバッジ等の導⼊を検討することが⽰されています。
上述の調査研究の成果を基に、容易に他者に提⽰・送信が可能で、真正性を証明できるデジタル証明の特性を活かしながら、社会教育⼠をはじめとした⼀定の学習経験を有する者が、その学習成果を地域活動等の実践につなげていくための組織的・持続的な活動を促すネットワークの構築に関する検討を行っています。
令和5年度の調査研究では、オープンバッジの導入に興味がある方や導入を検討している方向けの手引書を作成しております。 各教育機関等々でDXを通じた学習履歴の可視化やネットワークづくりなどに御関心をお持ちでしたら、 どうぞご参考にしていただき前向きにご検討ください。
令和6年度の調査研究では、社会教育主事養成課程又は社会教育主事講習の修了者に対するデジタルバッジの発行に関して全国の大学・講習実施機関に対して意向調査を行いバッジの発行の妨げとなる要因の分析やネットワークづくりの技術的な検討などを行いました。詳細についてはこちらの事業報告書をご参照ください。
総合教育政策局生涯学習推進課