「再チャレンジ支援総合プラン」における文部科学省の主な取組について


  ※予算額が内数である事業は、事業全体の予算額を合計額に算入。
平成19年度政府予算案かっこ平成18年度予算額)
418億円かっこ281億円)

1  いつでも「学び直し」ができる社会の構築

  (主な施策)
  1 再チャレンジのための学習支援システムの構築(チャレンジ希望女性に対する「学び」支援、IT基盤の整備支援を含む)
5.3億円(新規)
 地域社会や企業等が求める人材の資質や能力等を把握し、再チャレンジ希望者の相談に応じつつ、適切な学習機会を社会教育施設等において提供するなど、学習者の再チャレンジに資する学習支援システムを構築する。

2 大学・専修学校等における再チャレンジ支援推進プラン
25.3億円(新規)
 大学・短大・高専・専修学校における教育研究資源や職業教育機能を活用し、産業界や関係団体等と連携することにより、新たなチャレンジを目指す社会人等のニーズに応じた専門的・実践的教育プログラムを開発・実施し、学び直しの機会の充実を図る。

3 国立大学等における再チャレンジ支援
20.5億円(新規)
 社会人等に対して、「学び直し」の機会を提供するなど、再チャレンジに資する取組を行う大学等に対し支援を行う。

2  新たなチャレンジを目指す高齢者、団塊世代等への支援

  (主な施策)
  1 理科支援員等配置事業
20億円(新規)
 小学校の理科の授業の充実を図るため、研究者・技術者や大学院生、優秀な退職教員等を活用し、観察・実験等の体験活動を活性化し支える人材を小学校に配置する。

2 団塊世代等社会参加促進のための調査研究(教育サポーター制度の創設)
0.4億円(新規)
 高齢者や団塊世代等が、これまで職業や学習を通じて培った経験を活かして、学校や地域社会で活躍できるよう、全国規模での「教育サポーター」制度の創設に向けた実態調査及び検討を行い、標準的な教育サポーター制度を構築する。

3  子どもたちの「学び」の機会の充実

  (主な施策)
  1 放課後子ども教室推進事業
68.2億円(新規)
 放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもたちの安全・安心な活動拠点(居場所)を設け、地域の多様な方々の参画を得て、様々な体験・交流活動等を推進する取組を、厚生労働省と連携した総合的な放課後対策(放課後子どもプラン)として全国の小学校区で実施する。そして、この取組の中で、家庭の経済力等にかかわらず、学ぶ意欲がある子どもたちに学習機会を提供する取組の充実を図る。

4  自立し挑戦する若者等の育成

◆ 各学校段階を通じた体系的なキャリア教育・職業教育等の推進

  (主な施策)
  1 高等学校におけるキャリア教育の在り方に関する調査研究
2.1億円(新規)
 目的意識が希薄なままに進学や就職する者が増加傾向にあると指摘されているため、
(1) 高等学校におけるキャリア教育の在り方
(2) 高等学校卒業者及び中退者への支援の在り方
について調査研究を行い、高等学校(特に普通科高校)におけるキャリア教育を充実する。

2 ものづくり人材育成のための専門高校・地域産業連携事業(クラフトマン21)
3.8億円(注)(新規)
(経済産業省との共同事業。事業総額6.6億円)
 2007年問題や若者のものづくり離れが深刻化する中で、ものづくりを支える将来の専門的職業人(文部科学省)及び地域産業界のニーズに応じた職業人(経済産業省)の育成のため、専門高校と地域産業界が連携(協働)したものづくり人材育成のための事業を実施する。(注)専門高校等における「日本版デュアルシステム」推進事業を含む。

(生涯学習政策局政策課)


 

-- 登録:平成21年以前 --