1-10.文化芸術による日本元気復活プラン
名称
文化芸術による日本元気復活プラン
予算
平成23年度「元気な日本復活特別枠」要望額:158億円
(平成22年度要求額:―億円)
目的
我が国の強みである文化芸術を経済成長のために最大限活用することで、「元気な日本の復活を図る。
概要
創造的な人材育成による産業育成・雇用創出、貴重な文化遺産の活用による観光振興・地域活性化や我が国の優れた文化芸術の海外への発信を行う。
- 文化芸術による次世代人材育成プロジェクト
- 先端映像技術に対応できる若手クリエイター等の育成
- 発表の機会が乏しい新進芸術家を対象とする公演・展覧会やワークショップの開催等
- 子どもを対象とした、芸術団体等による舞台芸術鑑賞や実技指導等の実施
- 文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業
地方公共団体等による、文化遺産を活かした観光振興や文化遺産の公開活用の支援
- クリエイティブ・ニッポン発信!プロジェクト
- 「東アジア文化芸術会議」の開催
- 我が国を代表するアート・フェスティバルや国際映画祭への支援
- アーティスト・イン・レジデンスの推進等、日本各地から文化芸術を海外に発信する取組の支援
主な目標(指標)
- 文化芸術による次世代人材育成プロジェクト
- 2014年度までに長編3DCG映像作品の制作の先端技術工程に必要な人材を750人育成。
(本事業により育成されたクリエイター・エンジニア等の人数)
- 毎年延べ2,500人程度の新進芸術家の発表機会・研修を確保。
(本事業により発表・研修の機会を得た新進芸術家の人数)
- 2020年度までに子どもたちが義務教育期間中に文化芸術体験を2回体験できる機会を提供。
(目標巡回公演数及び派遣事業実施箇所数に対する達成状況、本事業を通じて豊かな感性と創造性を育んだ子どもの割合)
- 文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業
5年間に全ての市町村において、重要文化財等の公開活用、史跡等の復元・公開、地域に伝わる伝統芸能の継承・公開など地域の特色ある総合的な取組を支援する事業を実施。
(各市町村における本事業のメニュー化された事業の実施数、文化財の公開活用整備を行った市町村における観光客数)
- クリエイティブ・ニッポン発信!プロジェクト
- 東アジア諸国中、毎年3カ国を対象国として、5年間で全ての東アジア諸国を対象に会議を開催し、会議や関連イベントへの1500人以上の参加者を得る。
(事業への参加者数)
- 入場者数が60万人以上の現代美術及び15万人以上の映画の国際芸術フェスティバルの育成。
(事業への参加者数)
- 各地で取り組まれている特色ある国際文化交流や日本文化の発信に係る事業を支援し、関連事業への年間20万人以上の参加者を得る。
(事業への参加者数)
必要性等
世界に誇れる「元気な日本」の復活には、「強い人材」を実現し、クールジャパン戦略の推進や未来への先行投資を行い、創造的な産業の育成と新たな雇用の創出が必要である。また、「新成長戦略」(平成22年6月18日閣議決定)や「観光連携コンソーシアム(国土交通省観光立国推進本部)」においても、文化遺産を活用した観光振興は国が率先して取り組むべきこととして挙げられている。さらに、我が国を東アジアの中心的な文化芸術拠点とするためにも本施策は必要である。
今後の方針及び外部評価・有識者からの指摘等
計画のとおり実施していくことが適当。