1-9.元気な日本スポーツ立国プロジェクト

名称

元気な日本スポーツ立国プロジェクト

予算

平成23年度「元気な日本復活特別枠」要望額:54億円
(平成22年度予算額:―億円)

目的

 我が国の経済成長の原動力となる付加価値を生み出す「強い人材」の育成のため、我が国のスポーツ人口の拡大及び競技力の向上をはかる。

概要

 トップアスリートの強化を行い日本チームの競技力向上を目指すとともに、トップスポーツにより培ったアスリートの技術・経験や人間的な魅力を地域に還元することにより、学校・地域におけるスポーツ人口の拡大を促し、地域から新たな才能を発掘するという人材の好循環を創出する。
 また、地域スポーツにおいては、トップアスリート等の活躍により、地域・学校でのスポーツへの参加機運を向上させ、従前の教育委員会中心のスポーツ振興から、住民が自立的に運営する「拠点クラブ」を中心としたスポーツコミュニティすなわち「新しい公共」の形成を促進する。

  • スポーツコミュニティの形成促進
    トップアスリート等の配置による地域スポーツの支援、プロジェクトリーダーの配置による巡回指導等の調整と地域の課題解決への取組、小学校体育活動コーディネーターの派遣による支援を行う。
  • マルチサポートを通じたトップアスリートの育成・強化
    メダル獲得が期待される17競技をターゲットとして、スポーツ医・科学を活用したサポートや競技用具の研究開発など多方面からの専門的かつ高度な支援を戦略的・包括的に実施する。また、メダル獲得数の増加には、女性トップアスリートの能力開発が効果的であることから、出産・育児後に円滑に競技活動へ復帰できるトレーニング方法等研究開発を実施する。

主な目標(指標)

  • できるかぎり早期に、成人の週1回以上のスポーツ実施率が3人に2人(65パーセント)となることを目標として、平成32年度を目途に、拠点クラブ300箇所、コミュニテイスポーツクラブ数10,000箇所を目指す。
    (スポーツ実施率、拠点クラブ数、コミュニテイスポーツクラブ数)
    (拠点クラブ数、コミュニテイスポーツクラブ数)
  • オリンピックにおける過去最多(夏季37(アテネ)、冬季10(長野))を超えるメダル数の獲得。
    (平成24年のロンドンオリンピック競技大会及び平成26年のソチオリンピック冬季競技大会における獲得メダル数)

必要性等

 スポーツ人材の好循環と拠点クラブを中心としたスポーツコミュニティすなわち「新しい公共」の形成に向けて、国として一定期間の支援と財政措置が不可欠である。また、スポーツは、青少年のコミュニケーション能力やリーダシップ、克己心を育成するものであり、成長を担う力強い若年層の育成に不可欠である。また、スポーツ人口の拡大は、スポーツ市場の新たな需要と雇用を生むとともに、国民全体の心と体を健康にし、医療・介護費の抑制につながる。さらに、国際競技力の向上による日本人選手の活躍は、我々に日本人 としての誇りと喜び、夢と感動を与え、国民の意識を高揚させ、社会の活性化につながる。このため、「元気な日本復活特別枠」に相応しい事業であり、必要な事業である。

今後の方針及び外部評価・有識者からの指摘等

 計画のとおり実施していくことが適当。

お問合せ先

大臣官房政策課評価室

-- 登録:平成22年09月 --