ロジックモデルのアウトカム1を対象として、最近のオリンピック大会(アテネ大会/ソルトレークシティ大会)での成績への影響度を競技団体に尋ねたところ、下図のような結果となった。
図表2‐37 最近のオリンピック大会での成績への影響度
影響度大とした団体の割合で見ると、「国際経験」が最も高く76.8パーセントで、以下、「合宿」が66.7パーセント、「指導者」が65.2パーセント、「定常的な試合出場」が63.8パーセント、「日常的なトレーニング」が60.9パーセント、「適切な選手選考」が59.4パーセントの順となっている。
影響度大と中の合計の割合で見ると、「国際経験」「日常的なトレーニング」が84パーセントで最も高く、以下「定常的な試合出場」が81.2パーセント、「適切な選手選考」「合宿」が79.7パーセント、「指導者」が78.2パーセント、「選手発掘」が76.2パーセントの順となっている。
なお、個人種目と団体種目、夏季種目と冬季種目、オリンピックの成績によって、比較的傾向に差が出たものについて以下に列挙する。
個人種目(a)(有効回答47種目) | 団体種目(b)(有効回答17種目) | 差異(aマイナスb) | |
---|---|---|---|
選手発掘 | 36.2パーセント | 70.6パーセント | マイナス34.4パーセント |
一貫指導 | 44.7パーセント | 41.2パーセント | 3.5パーセント |
日常的なトレーニング | 66パーセント | 64.7パーセント | 1.3パーセント |
合宿 | 76.6パーセント | 58.8パーセント | 17.8パーセント |
指導者 | 70.2パーセント | 70.6パーセント | マイナス0.4パーセント |
医・科学サポート | 48.9パーセント | 58.8パーセント | マイナス9.9パーセント |
情報戦略 | 25.5パーセント | 70.6パーセント | マイナス45.1パーセント |
定常的な試合出場 | 61.7パーセント | 88.2パーセント | マイナス26.5パーセント |
国際経験 | 83パーセント | 82.4パーセント | 0.6パーセント |
競技人口 | 31.9パーセント | 64.7パーセント | マイナス32.8パーセント |
用品・用具 | 34パーセント | 58.8パーセント | マイナス24.8パーセント |
選手選考 | 71.1パーセント | 52.9パーセント | 18.2パーセント |
有利なルール | 17パーセント | 52.9パーセント | マイナス35.9パーセント |
夏季種目(a)(有効回答50種目) | 冬季種目(b)(有効回答14種目) | 差異(aマイナスb) | |
---|---|---|---|
選手発掘 | 44パーセント | 50パーセント | マイナス6パーセント |
一貫指導 | 44パーセント | 42.9パーセント | 1.1パーセント |
日常的なトレーニング | 68パーセント | 57.1パーセント | 10.9パーセント |
合宿 | 78パーセント | 50パーセント | 28パーセント |
指導者 | 72パーセント | 64.3パーセント | 7.7パーセント |
医・科学サポート | 54パーセント | 42.9パーセント | 11.1パーセント |
情報戦略 | 34パーセント | 50パーセント | マイナス16パーセント |
定常的な試合出場 | 68パーセント | 71.4パーセント | マイナス3.4パーセント |
国際経験 | 86パーセント | 71.4パーセント | 14.6パーセント |
競技人口 | 36パーセント | 57.1パーセント | マイナス21.1パーセント |
用品・用具 | 34パーセント | 64.3パーセント | マイナス30.3パーセント |
選手選考 | 62.5パーセント | 78.6パーセント | マイナス16.1パーセント |
有利なルール | 24パーセント | 35.7パーセント | マイナス11.7パーセント |
メダル獲得(有効回答13種目) | 入賞(有効回答17種目) | 出場(有効回答23種目) | 不出場有効回答11種目) | |
---|---|---|---|---|
選手発掘 | 46.2パーセント | 41.2パーセント | 39.1パーセント | 63.6パーセント |
一貫指導 | 46.2パーセント | 41.2パーセント | 39.1パーセント | 54.5パーセント |
日常的なトレーニング | 76.9パーセント | 58.8パーセント | 65.2パーセント | 63.6パーセント |
合宿 | 84.6パーセント | 70.6パーセント | 73.9パーセント | 54.5パーセント |
指導者 | 61.5パーセント | 76.5パーセント | 73.9パーセント | 63.6パーセント |
医・科学サポート | 61.5パーセント | 41.2パーセント | 56.5パーセント | 45.5パーセント |
情報戦略 | 46.2パーセント | 23.5パーセント | 34.8パーセント | 54.5パーセント |
定常的な試合出場 | 69.2パーセント | 64.7パーセント | 73.9パーセント | 63.6パーセント |
国際経験 | 92.3パーセント | 76.5パーセント | 87パーセント | 72.7パーセント |
競技人口 | 23.1パーセント | 47.1パーセント | 39.1パーセント | 54.5パーセント |
用品・用具 | 30.8パーセント | 35.3パーセント | 43.5パーセント | 54.5パーセント |
選手選考 | 54.5パーセント | 58.8パーセント | 73.9パーセント | 72.7パーセント |
有利なルール | 23.1パーセント | 23.5パーセント | 17.4パーセント | 54.5パーセント |
一方、同じく、ロジックモデルのアウトカム1を対象として、今後の国際競技力(オリンピック大会等の国際大会での成績)への影響度を競技団体に尋ねたところ、下図のような結果となった。
図表2‐41 今後の国際競技力(オリンピック大会等の国際大会での成績)への影響度
影響度大とした団体の割合で見ると、「指導者」「日常的なトレーニング」が最も高く88.4パーセントで、以下、「選手発掘」「一貫指導」が85.5パーセント、「国際経験」が84.1パーセント、「合宿」が81.2パーセントの順となっている。
影響度大と中の合計の割合で見ると、「一貫指導」が92.7パーセントで最も高く、以下、「日常的なトレーニング」「合宿」「指導者」「定常的な試合出場」「国際経験」が91.3パーセント、「選手発掘」が89.8パーセント、「医・科学サポート」「競技人口」が88.4パーセントの順となっている。
なお、個人種目と団体種目、夏季種目と冬季種目、オリンピックの成績によって、比較的傾向に差が出たものについて以下に列挙する。
個人種目(a)(有効回答52種目) | 団体種目(b)有効回答16種目) | 差異(aマイナスb) | |
---|---|---|---|
選手発掘 | 87.8パーセント | 100パーセント | マイナス12.2パーセント |
一貫指導 | 87.8パーセント | 100パーセント | マイナス12.2パーセント |
日常的なトレーニング | 91.8パーセント | 100パーセント | マイナス8.2パーセント |
合宿 | 85.7パーセント | 87.5パーセント | マイナス1.8パーセント |
指導者 | 91.8パーセント | 100パーセント | マイナス8.2パーセント |
医・科学サポート | 77.6パーセント | 87.5パーセント | マイナス9.9パーセント |
情報戦略 | 63.3パーセント | 68.8パーセント | マイナス5.5パーセント |
定常的な試合出場 | 73.5パーセント | 81.3パーセント | マイナス7.8パーセント |
国際経験 | 89.8パーセント | 87.5パーセント | 2.3パーセント |
競技人口 | 59.2パーセント | 87.5パーセント | マイナス28.3パーセント |
用品・用具 | 53.1パーセント | 56.3パーセント | マイナス3.2パーセント |
選手選考 | 79.2パーセント | 75パーセント | 4.2パーセント |
有利なルール | 34.7パーセント | 62.5パーセント | マイナス27.8パーセント |
夏季種目(a)(有効回答51種目) | 冬季種目(b)(有効回答14種目) | 差異(aマイナスb) | |
---|---|---|---|
選手発掘 | 92.2パーセント | 85.7パーセント | 6.5パーセント |
一貫指導 | 92.2パーセント | 85.7パーセント | 6.5パーセント |
日常的なトレーニング | 94.1パーセント | 92.9パーセント | 1.2パーセント |
合宿 | 96.1パーセント | 50パーセント | 46.1パーセント |
指導者 | 96.1パーセント | 85.7パーセント | 10.4パーセント |
医・科学サポート | 80.4パーセント | 78.6パーセント | 1.8パーセント |
情報戦略 | 66.7パーセント | 57.1パーセント | 9.6パーセント |
定常的な試合出場 | 76.5パーセント | 71.4パーセント | 5.1パーセント |
国際経験 | 92.2パーセント | 78.6パーセント | 13.6パーセント |
競技人口 | 62.7パーセント | 78.6パーセント | マイナス15.9パーセント |
用品・用具 | 49パーセント | 71.4パーセント | マイナス22.4パーセント |
選手選考 | 80.4パーセント | 69.2パーセント | 11.2パーセント |
有利なルール | 43.1パーセント | 35.7パーセント | 7.4パーセント |
メダル獲得(有効回答13種目) | 入賞(有効回答15種目) | 出場(有効回答24種目) | 不出場(有効回答13種目) | |
---|---|---|---|---|
選手発掘 | 84.6パーセント | 80パーセント | 95.8パーセント | 100パーセント |
一貫指導 | 76.9パーセント | 86.7パーセント | 95.8パーセント | 100パーセント |
日常的なトレーニング | 84.6パーセント | 93.3パーセント | 95.8パーセント | 100パーセント |
合宿 | 92.3パーセント | 73.3パーセント | 87.5パーセント | 92.3パーセント |
指導者 | 92.3パーセント | 86.7パーセント | 95.8パーセント | 100パーセント |
医・科学サポート | 69.2パーセント | 73.3パーセント | 83.3パーセント | 92.3パーセント |
情報戦略 | 61.5パーセント | 80パーセント | 58.3パーセント | 61.5パーセント |
定常的な試合出場 | 76.9パーセント | 86.7パーセント | 70.8パーセント | 69.2パーセント |
国際経験 | 92.3パーセント | 93.3パーセント | 87.5パーセント | 84.6パーセント |
競技人口 | 53.8パーセント | 73.3パーセント | 66.7パーセント | 69.2パーセント |
用品・用具 | 38.5パーセント | 66.7パーセント | 58.3パーセント | 46.2パーセント |
選手選考 | 84.6パーセント | 73.3パーセント | 73.9パーセント | 84.6パーセント |
有利なルール | 23.1パーセント | 40パーセント | 33.3パーセント | 76.9パーセント |
さらに、これらについて、国の支援に対する必要性を見ると、下図のようになり、「合宿」が87.5パーセントで最も高く、以下、「日常的なトレニーング」が73.2パーセント、「国際経験」が69.6パーセント、「指導者」が51.8パーセント、「一貫指導」が48.2、「医・科学サポート」が46.4パーセントの順となっている。
図表2‐45 国の支援の必要性
なお、個人種目と団体種目、夏季種目と冬季種目、オリンピックの成績によって、比較的傾向に差が出たものについて以下に列挙する。
個人種目(a)(有効回答45種目) | 団体種目(b)(有効回答11種目) | 差異(aマイナスb) | |
---|---|---|---|
選手発掘 | 33.3パーセント | 18.2パーセント | 15.1パーセント |
一貫指導 | 48.9パーセント | 45.5パーセント | 3.4パーセント |
日常的なトレーニング | 77.8パーセント | 54.5パーセント | 23.3パーセント |
合宿 | 91.1パーセント | 72.7パーセント | 18.4パーセント |
指導者 | 57.8パーセント | 27.3パーセント | 30.5パーセント |
医・科学サポート | 53.3パーセント | 18.2パーセント | 35.1パーセント |
情報戦略 | 11.1パーセント | 36.4パーセント | マイナス25.3パーセント |
定常的な試合出場 | 20パーセント | 27.3パーセント | マイナス7.3パーセント |
国際経験 | 73.3パーセント | 54.5パーセント | 18.8パーセント |
競技人口 | 15.6パーセント | 18.2パーセント | マイナス2.6パーセント |
用品・用具 | 4.4パーセント | 0パーセント | 4.4パーセント |
選手選考 | 0パーセント | 9.1パーセント | マイナス9.1パーセント |
有利なルール | 0パーセント | 0パーセント | 0パーセント |
夏季種目(a)(有効回答46種目) | 冬季種目(b)(有効回答10種目) | 差異(aマイナスb) | |
---|---|---|---|
選手発掘 | 30.4パーセント | 30パーセント | 0.4パーセント |
一貫指導 | 50パーセント | 40パーセント | 10パーセント |
日常的なトレーニング | 73.9パーセント | 70パーセント | 3.9パーセント |
合宿 | 95.7パーセント | 50パーセント | 45.7パーセント |
指導者 | 52.2パーセント | 50パーセント | 2.2パーセント |
医・科学サポート | 43.5パーセント | 60パーセント | マイナス16.5パーセント |
情報戦略 | 13パーセント | 30パーセント | マイナス17パーセント |
定常的な試合出場 | 21.7パーセント | 20パーセント | 1.7パーセント |
国際経験 | 78.3パーセント | 30パーセント | 48.3パーセント |
競技人口 | 15.2パーセント | 20パーセント | マイナス4.8パーセント |
用品・用具 | 4.3パーセント | 0パーセント | 4.3パーセント |
選手選考 | 2.2パーセント | 0パーセント | 2.2パーセント |
有利なルール | 0パーセント | 0パーセント | 0パーセント |
メダル獲得(有効回答13種目) | 入賞(有効回答14種目) | 出場(有効回答21種目) | 不出場(有効回答8種目) | |
---|---|---|---|---|
選手発掘 | 0パーセント | 28.6パーセント | 38.1パーセント | 62.5パーセント |
一貫指導 | 46.2パーセント | 35.7パーセント | 47.6パーセント | 75パーセント |
日常的なトレーニング | 69.2パーセント | 78.6パーセント | 81パーセント | 50パーセント |
合宿 | 84.6パーセント | 85.7パーセント | 90.5パーセント | 87.5パーセント |
指導者 | 76.9パーセント | 50パーセント | 42.9パーセント | 37.5パーセント |
医・科学サポート | 46.2パーセント | 71.4パーセント | 38.1パーセント | 25パーセント |
情報戦略 | 15.4パーセント | 14.3パーセント | 4.8パーセント | 50パーセント |
定常的な試合出場 | 15.4パーセント | 21.4パーセント | 28.6パーセント | 12.5パーセント |
国際経験 | 76.9パーセント | 50パーセント | 85.7パーセント | 50パーセント |
競技人口 | 30.8パーセント | 14.3パーセント | 14.3パーセント | 0パーセント |
用品・用具 | 15.4パーセント | 0パーセント | 0パーセント | 0パーセント |
選手選考 | 7.7パーセント | 0パーセント | 0パーセント | 0パーセント |
有利なルール | 0パーセント | 0パーセント | 0パーセント | 0パーセント |
以上3つのデータを整理し、一覧化すると以下の表のようになる。
まず、直近の大会と今後の大会で比較すると、「選手発掘」「一貫指導」「日常的なトレーニング」「指導者」「医・科学サポート」「情報戦略」「競技人口」を影響度大とする割合が大幅に高まっているのが特徴的である。
また、今後の国際競技力向上に対する影響度の大きいものは、国の支援を期待する割合も高い傾向も見られる。
国際競技力への影響度大の割合 | 国の支援の必要性 | |||
---|---|---|---|---|
直近の大会(a) | 今後の大会(b) | 差異(aマイナスb) | ||
選手発掘 | 42パーセント | 85.5パーセント | 43.5パーセント | 30.4パーセント |
一貫指導 | 40.6パーセント | 85.5パーセント | 44.9パーセント | 48.2パーセント |
日常的なトレーニング | 60.9パーセント | 88.4パーセント | 27.5パーセント | 73.2パーセント |
合宿 | 66.7パーセント | 81.2パーセント | 14.5パーセント | 87.5パーセント |
指導者 | 65.2パーセント | 88.4パーセント | 23.2パーセント | 51.8パーセント |
医・科学サポート | 47.8パーセント | 75.4パーセント | 27.6パーセント | 46.4パーセント |
情報戦略 | 34.8パーセント | 60.9パーセント | 26.1パーセント | 16.1パーセント |
定常的な試合出場 | 63.8パーセント | 71パーセント | 7.2パーセント | 21.4パーセント |
国際経験 | 76.8パーセント | 84.1パーセント | 7.3パーセント | 69.6パーセント |
競技人口 | 37.7パーセント | 62.3パーセント | 24.6パーセント | 16.1パーセント |
用品・用具 | 37.7パーセント | 50.7パーセント | 13パーセント | 3.6パーセント |
選手選考 | 59.4パーセント | 72.5パーセント | 13.1パーセント | 1.8パーセント |
有利なルール | 24.6パーセント | 39.1パーセント | 14.5パーセント | 0パーセント |
平成13年度以降に文部科学省が実施した20の国際競技力向上施策について、各競技団体の活用状況と成果を整理すると次ページの図のようになった。
「活用し成果が得られた」と回答した団体の割合を見ると、「強化事業等(国内・海外合宿)に対する助成」が82.6パーセントで最も高く、以下、「強化合宿事業」が76.8パーセント、「オリンピック等への選手派遣助成」が71パーセント、「日常的なトレーニングに対する助成」と「専任コーチ設置」が63.8パーセント、「国際競技大会等の開催助成」と「TSC事業」が62.3パーセントの順となっている。
以上を踏まえると、効果については、「合宿」「国際経験」「医・科学サポート(TSC含む)」「指導者」などに対する評価が高いことがわかる。
また、「活用したかったが活用できなかった」と回答した団体の割合を見ると、「普及活動等助成」が39.1パーセントで最も高く、以下、「若手指導者在外研修助成」が33.3パーセント、「クラブ支援」が26.1パーセント、「競技者育成プログラム」と「重点競技強化事業」が24.6パーセント、「選手発掘・育成強化支援」が23.2パーセント、「JISSスポーツ医・科学事業」「JISS施設提供事業」「国際競技大会の開催助成」が21.7パーセント、「JISSスポーツ情報事業」20.3パーセントの順となっている。
一方、施策の必要性について整理すると次々ページの図のようになった。
「不可欠」と回答した団体の割合を見ると、「強化事業等助成」が88.4パーセントで最も高く、以下、「オリンピック等派遣助成」が87パーセント、「強化合宿」78.3パーセント、「JISS・TSC事業」と「国際競技大会等の開催助成」が75.4パーセント、「専任コーチ設置」が73.9パーセント、「選手発掘・育成強化支援」と「重点競技強化」が72.5パーセントの順となっている。
以上を踏まえると、「合宿」「指導者」「国際経験」「医・科学・情報サポート(TSC含む)」「一貫指導」などに対する必要性が高いことがわかる。
図表2‐50 国が実施している支援策の活用の有無と成果
図表2‐51 国が実施している支援策の必要性
なお、個人種目と団体種目、夏季種目と冬季種目、オリンピックの成績によって、比較的傾向に差が出たものについて以下に列挙する。
メダル獲得など、オリンピックでの成績の良い種目ほど施策を活用した割合が高く、施策の効果が現れているといえる。
図表2‐52 重点競技強化事業の活用の有無と成果
個人種目より団体種目、夏季種目より冬季種目の方が、活用の成果が高く評価される傾向にある。
また、オリンピック不出場種目は、活用したかったができなかったとする割合が高い。
図表2‐53 スポーツ医・科学研究事業(JISS)の活用の有無と成果
オリンピックでの成績が良い種目ほど、活用の成果を高く評価する割合が高い傾向にある。
図表2‐54 スポーツ診療事業(JISS)の活用の有無と成果
団体より個人の方が、また、オリンピック出場種目の方が、活用した種目の割合が高く、活用の成果も高かったとする割合が高い傾向にある。逆に、オリンピック不出場種目は、活用したかったができなかったとする割合が高い。
図表2‐55 施設提供事業(JISS)の「活用の有無と成果
大臣官房政策課評価室
-- 登録:平成21年以前 --