3.(3)規制に関する評価

規制名 武力紛争の際の文化財の保護に関する条約等の的確な実施の確保のための規制

【主管課:文化庁文化財部伝統文化課】

評価結果の概要
  1. 必要性
     武力紛争の際の文化財の保護に関する条約、議定書、第二議定書は、武力紛争の際の文化財の保護に特化した条約として極めて重要である。
     本規制は、上記の条約等を締結するための所要の規定の整備を行うものであり、当該措置は、条約等により求められている義務を担保するために、我が国がとるべき必要最低限のものである。
  2. 規制の便益と費用
     本規制を行うことにより、武力紛争の際の文化財の保護に関する条約、議定書、第二議定書の的確な実施が確保され、人類の貴重な文化的資産である文化財の国際的な保護に資することとなり、我が国が国際社会から期待されている役割を果たすことが可能となるなど、必要性は高い。
     規制を行うためのコストに比べ、文化財の流出に対する抑止効果、及び我が国の文化財の保護する上での効果は大きく、当該規制を実施することが適切と判断した。
  3. 想定できる代替手段との比較考量
     当該措置は、武力紛争の際の文化財の保護に関する条約、議定書、第二議定書により求められている義務を担保するため、我が国がとるべき必要最低限のものである。
     いずれも条約等に規定されている義務であり、代替手段は存在しない。
評価結果の政策への反映状況 上記評価結果を踏まえ、当該規制を実施するための法律・省令の制定を行った。

お問合せ先

大臣官房政策課評価室

-- 登録:平成21年以前 --